土曜日の「ダンス専科」に続いて日曜日には「リンゴ企画」の特別編「ボー走山羊 ニューヨークへ行く」の凱旋公演が賑やかに行われました。
今年1月、ニューヨークで開かれたフェスティバルに招かれ大好評だったバージョンを、さらに練り上げた作品によるもので、
歌手の坂本美雨さんはじめダンサー達も繰り返し上演してきた成果が如実に分る公演でした。
隊長の近藤良平さんの軽妙な語りを交えて、オープニングから客席の空気もほどけっ放し。
本編の前にはNYでは時間的な制約で上演出来なかったシーンをはじめ、一緒にフェスティバルに参加した森下真樹さんも出演して、お客さんに携帯電話の着信音を鳴らさせて踊るシーンもあるというおまけ付き。
その後の本編は旅公演を経てきたためか、皆の息が見事に合ってのりのりのシーンの連続で、客席ともども笑顔いっぱいの舞台となりました。
いまは日本中に重い空気が漂っていますが、良平さんもブログ「近藤さんかく語りき」で書いているように、
お客さんにとっても、出演者にとっても、スタッフにとっても、「希望」を感じることのできる至福の時間だったのです。
この日は東日本大震災の被災地への義援金も急上昇したことも、付記しておきたいと思います。
(記:伊藤 孝)
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