セッションハウスは7月13日から15日までの連休の3日間、「シアター21フェス」や中村蓉さんのソロ公演とダンス・プログラムで賑わいました。
ノンセレクト公募公演の「シアター21フェス」も92回目を数えるに至りましたが、見応えのある才能の豊かさを感じさせられる作品がいくつもあって、将来が楽しみな公演となりました。
そして15日、早稲田大学在学中からセッションハウスに登場し、多くの公演に参加して2012年に第1回セッションベスト賞を受賞、2013年には横浜ダンスコレクションでEX審査員賞とシビウ国際演劇祭賞をダブル受賞した中村蓉さんが、初のソロ単独公演に挑戦、「ソナタ」と題してさまざまなダンスの顔を見せてくれました。
大ベテランのダンサーにとってもソロで1時間近くの舞台を務めるのは容易なことではありません。それに果敢に挑戦した中村蓉さん。来年春、ルーマニアのシビウ演劇祭で踊る彼女にとって、今回の公演はまたとない大きな経験になったようでした。
国際演劇祭といえばフランスのアヴィニョン国際演劇祭に今年参加するマドモアゼル・シネマの一行は昨夜現地入りして、さっそく20日から始まる公演の準備作業に入ったとの一報が伝えられてきました。ダンサーにとって熱い熱い夏の季節の始まりです。(記:伊藤孝)