先日の土曜日と日曜日に行われた「ダンスブリッジ・インターナショナル」PART4公演は、韓国からの1組をまじえて4組のデュオ・ダンスの競演となり、コンテンポラリーダンスの万華鏡を見るような多彩な舞台となりました。
独特なオリジナル言語で静かに自らに語りかけるような作品あり、お客さんに向けて目いっぱい開いていく作品あり、人の出会いが作り出すカラダの動きの不思議さを提示していく作品あり、マイムの技法をとりいれたコミカルでミステリアスな作品ありと、見ごたえたっぷりの2時間が過ぎていったのでした。
プログラム順に舞台写真をご覧ください。
1.『She is me』振付:平原慎太郎 出演:小松睦、高橋真帆
2.『Harmonious 一人よりは二人』振付・出演:キム・キョンイル 共演:クォン・ジェホン+ひきこもり役の影武者
3.『Duo』振付・出演:笠井瑞丈 出演:小暮香帆
4.『ゴサドーを待ちながら』振付・出演:累累(藤田善宏・丸山和彰)
初日のダンサー同士が語り合ったアフタートークも、お互いに未来へ向けてブリッジをかけ合う恰好の機会となりました。
さまざまなダンス作品が生まれた今年の「ダンスブリッジ・インターナショナル」は、これにて閉幕となりました。来年秋には更にブリッジの役割を拡大した企画を立案中です。来年度も乞うご期待のプログラムになることでしょう。楽しみにしていて下さい。(記:伊藤孝)