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ダンスの様々を提示した「ダンスブリッジ・インタナショナル」第3弾終わる

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先の土曜日4日と5日日曜日に行われた「ダンスブリッジ・インターナショナル」振付家プロジェクト近藤良平編は、遠路遥々やってきたリトアニアのグループを交えて
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者三様の独創的な作品の競演となり、見る人にコンテンポラリーダンスの多様な魅力を伝える公演となりました。
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先ずトップバッターで登場したのは、笠井瑞丈と鈴木ユキオのデュオ作品の『YouMe.

新聞紙をゴミの山のように敷き詰めた意表を突く場面から始まって、2人の丁丁発止のインプロビゼーションのダンスが続いていきました。

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次に登場したのは、多彩な才能の持ち主・近藤良平ならではのユーモラスな作品の『君たちのことは忘れない』。若手の西山友貴と四戸由香を起用し、自らはそれを操るかのように歌い手として登場、でたらめ言葉でヴィソツキーばりのだみ声の歌を聴かせてくれました。
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近藤良平はラストシーンには鬘を被って登場、ダンサーとしての本領を発揮したのでした。
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そして最後はリトアニアのAURA Dance Theatreのトップダンサーのエマ・センクヴィエネとウイリアム・ブレイクが登場、鍛え上げた体で明と暗、善と悪の線上で葛藤する人間のあり様を描く世界を提示してくれました。
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日曜日の最終公演の後には、石渕聡氏をインタービュアーに迎え、作品創りをめぐってのアフタートークが行われました。とりわけ、AURA Dance Theatreの振付家であり芸術監督のビルーテ・レトカイテさんの話からは、1991年にソヴィエトの支配下から独立したリトアニアの歴史に触れるもので、アートと社会の動きとの関係を考える視点に思いを至らせるものでした。
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続いて111819日に行われる「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第4弾は舞踏特集で、奥山ばらば、工藤丈輝、CORVUS(鯨井謙太郒・定方まこと)の3作品の競演です。舞踏と一口で言っても一筋縄ではくくれない独創的なものばかり。ご期待下さい。またそれの前段として今週の10日金曜日には、舞踏の創始者の笠井叡氏によるトークと映像の会「未来の舞踏」を開きます。笠井氏の昔の珍しい舞台映像も上映します。またとない機会です。お越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2017-11-08 20:15 | Comments(0)
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