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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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カテゴリ:未分類( 614 )

全力投球のカラダが舞ったBUTOHプロジェクト終わる

舞踏のさまざまな流れを汲む34人のダンサーが結集した「ダンスブリッジ・インターナショナル」のBUTOHプロジェクトの公演が18日の土曜日と19日の日曜日に行われ、

カラダを目いっぱい駆使した熱い熱い舞台となりました。

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結集したのは、「舞踏」という言葉の創始者でもある笠井叡氏の門下生のデュオ・ユニットCORVUSの鯨井謙太郒さんと定方まことさん、昨年まで麿赤児氏率いる大駱駝艦の舞踏手だった奥山ばらばさん、玉野黄市氏や和栗由紀夫氏に師事、元藤アキ子氏主宰のアスベスト館や山海塾でも活躍した工藤丈輝さんの4人。1960年代から積み重ねてきた舞踏の歴史を踏まえたそれぞれのダンスは、それぞれ存在の限界を問うもので、私たちにカラダの持つ可能性と不可能性を伝えてくるものでした。舞台写真からその姿をご想像を下さい。
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 1.CORVUS(鯨井謙太郒・定方まこと)『血と雪』
歴史を超えていきたいという衝動。この世に身を持つものとして。いま、ここに、なき者たちの声とともに。時代の未明から来るべきものへ。
※森鴎外の幕末の志士による出来事を題材にした作品「堺事件」と2.26の兵士を取り上げた三島由紀夫の作品「血と雪」を基にダンス化し2011年に初演し、今回改めて再構成したものです。
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2.奥山ばらば『カバネガタリ』

カラダのツカイテとして今ここに在るということ。そのゾクセイに存分に殉じつつ、しかし大いに跨いでしまう野心を孕みながら、硬質に横たわるそのカラダを冷たく視つめていたい欲求にひたすら駆られているのです。

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3.工藤丈輝『荒漠器』かくも人間的な廃墟

カサカサに渇いた木乃伊、地下墳墓にいきづく。在りし日の思い出、骸は柩を出て仮想空間にあそぶ。呼吸、歩行、崩れそうなカラダを必死に保っている。屍の武闘、重力は消え、関節は生者の論理を裏切る。手、足、胴体、首はそれぞれに叛乱を企てる。・・・仮想は破れ、やはり永久に眠る痩躯・・・。
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土曜日のファースト・ステージの後には、「踊る。秋田」のディレクターで舞踏評論家の山川三太氏をインタビュアーにアフタートークが行われ、舞踏とは何かとそれぞれの想いを語りあうひとときとなりました。

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振り返ればセッションハウスが「舞踏」を真正面から取り上げたのは26年の歴史の中で初めてのことでした。しかし、当然のことながらカラダの在り様を鋭く問いかける舞踏も今に生きるコンテンポラリー・ダンスの一つです。これからはジャンルなるものの境界を越えて、舞踏も交えた企画を立案していきたいものと考えています。(記:伊藤孝)



















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by sh_offstage | 2017-11-22 03:41 | Comments(0)

「ダンスブリッジ」初のBUTOHプロジェクト公演間もなく

9月末から始まった今年の「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第4弾、BUTOHプロジェクト公演が今週末に迫ってきました。このプロジェクトで舞踏を特集することは初の試みですが、今回結集したのは舞踏のさまざまな流れを受け継いだ34人の男性ダンサー達です。

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山海塾やアスベスト館で活躍したことのある工藤丈輝さん、昨年まで大駱駝艦の舞踊手だった奥山ばらばさん、笠井叡氏に師事しているオイリュトミスト・ダンサーの鯨井謙太郒さんと定方まことさん(CORVUS)の面々です。

昨夜テクニカル・リハーサルが行われ、4人はその片鱗をまざまざと見せてくれました。

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工藤丈輝さんは、「荒れさびた都市の廃墟にたたずむ人間の生成と興亡」を描いた大作『荒漠器』のショートバージョンを踊ります。
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奥山ばらばさんは、「カラダのツカイテとして今ここに在ること」を直視したソロダンス『カバネガタリ』を踊ります。
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CORVUS2人は、2011年に日本の戦後と三島由紀夫をテーマにして踊った『血と雪』をリメイクしての登場です。
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私たちがカラダのことを考える時、1960年代から脈々と続いている舞踏の歴史から、感じ取れるもの、学べるものが多々あると思い企画した公演です。ダンサーたちにもダンスを愛する方達にも是非ご覧になっていただきたいと思い、皆様のお越しをお待ちしています。

(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-11-15 14:42 | Comments(0)

ダンスの様々を提示した「ダンスブリッジ・インタナショナル」第3弾終わる

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先の土曜日4日と5日日曜日に行われた「ダンスブリッジ・インターナショナル」振付家プロジェクト近藤良平編は、遠路遥々やってきたリトアニアのグループを交えて
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者三様の独創的な作品の競演となり、見る人にコンテンポラリーダンスの多様な魅力を伝える公演となりました。
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先ずトップバッターで登場したのは、笠井瑞丈と鈴木ユキオのデュオ作品の『YouMe.

新聞紙をゴミの山のように敷き詰めた意表を突く場面から始まって、2人の丁丁発止のインプロビゼーションのダンスが続いていきました。

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次に登場したのは、多彩な才能の持ち主・近藤良平ならではのユーモラスな作品の『君たちのことは忘れない』。若手の西山友貴と四戸由香を起用し、自らはそれを操るかのように歌い手として登場、でたらめ言葉でヴィソツキーばりのだみ声の歌を聴かせてくれました。
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近藤良平はラストシーンには鬘を被って登場、ダンサーとしての本領を発揮したのでした。
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そして最後はリトアニアのAURA Dance Theatreのトップダンサーのエマ・センクヴィエネとウイリアム・ブレイクが登場、鍛え上げた体で明と暗、善と悪の線上で葛藤する人間のあり様を描く世界を提示してくれました。
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日曜日の最終公演の後には、石渕聡氏をインタービュアーに迎え、作品創りをめぐってのアフタートークが行われました。とりわけ、AURA Dance Theatreの振付家であり芸術監督のビルーテ・レトカイテさんの話からは、1991年にソヴィエトの支配下から独立したリトアニアの歴史に触れるもので、アートと社会の動きとの関係を考える視点に思いを至らせるものでした。
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続いて111819日に行われる「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第4弾は舞踏特集で、奥山ばらば、工藤丈輝、CORVUS(鯨井謙太郒・定方まこと)の3作品の競演です。舞踏と一口で言っても一筋縄ではくくれない独創的なものばかり。ご期待下さい。またそれの前段として今週の10日金曜日には、舞踏の創始者の笠井叡氏によるトークと映像の会「未来の舞踏」を開きます。笠井氏の昔の珍しい舞台映像も上映します。またとない機会です。お越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-11-08 20:15 | Comments(0)

近藤良平プロジェクト「ダンスブリッジ・インターナショナル」公演間もなく

「ダンスブリッジ・インターナショナル」振付家プロジェクト・近藤良平編の公演が今週末に迫ってきました。今回は、女性ダンサーが2人が参加する近藤良平振付作品、鈴木ユキオ・笠井瑞丈のデュオ作品に加えて、先頃リトアニアのダンス・フェスティバルに4組のダンサーが招かれましたが、その交換プロジェクトとしてリトアニアのデュオ作品が登場します。

昨夜、日本勢2組のテクニカル・リハーサルが行われ、それぞれ異なる持ち味の舞台になりそうで、期待が高まるものでした。

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振付・出演:鈴木ユキオ・笠井瑞丈『YouMe
この作品の舞台美術は見てのお楽しみにしておきましょう。
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近藤良平振付『君たちのことは忘れない』出演:西山友貴、四戸由香、近藤良平
この作品写真、近藤良平はギターを弾く姿しか紹介していませんが、最後には3人一緒に踊りますから、そのシーンは見てのお楽しみです。
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なお、リトアニアから参加する男女2人のダンサーは金曜日に来日するため昨夜は不在、そこで女性ダンサーEma Senkuvieneさんの2枚の写真をご紹介しておきましょう。ポーレート写真とそれからガラリと変身しそうな予感のする舞台写真です。
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公演は114日(土)19時、5日(日)13時、17時の3回です。また5日の最終回の公演後には、石渕聡さんをゲストに迎え、インタビュートークを行います。独創性豊かな3作品のガチンコ勝負になりそうな予感のする公演です。ぜひお立会いのほどをと皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)







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by sh_offstage | 2017-11-01 19:50 | Comments(0)

明日エチオピアへの旅立つマドモアゼル・シネマ

「旅するダンス」を標榜し、今年の夏メキシコ公演を好評裏に敢行したマドモアゼル・シネマは、今度はまたもや遠いエチオピアのフェスティバルに招かれ、明日日曜日旅立っていきます。

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マドモアゼル・シネマは同国の首都アジスアベバで初めて開かれる伝統と現代のダンスの融合をテーマにした国際フェスティバルに招かれ、多彩な民族舞踊の伝統を背景に持つエチオピアやヨーロッパなどのダンサー達と共に、アジアから唯一のグループとして参加するものです。そして作品の上演をするとともに、ワークショップなどで交流を深めてきます。
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それを前に一昨日金曜日の夜、支援して下さったお客さんを前にして支援会が開かれました。演目はこれまでに海外でも上演してきたレパートリー作品の「赤い花・白い花」。それをフェスティバ向けに再構築したもので、これまで積み上げてきた技を披露したのでした。
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エチオピアに行くのは、竹之下たまみ、佐藤郁、鈴木加奈子、古茂田梨乃、須川萌、蓮子奈津美の6人と制作担当の鍋島峻介の総勢7人です。さまざまな仕事をしながら大好きなダンスをし続けているメンバー達ですが、それだけに唯一残念なことは仕事の都合で中島詩織が参加出来なくなったことでした。しかし、メンバー達の結束は固く、初めてのアフリカの大地で息の合った舞台を見せてきてくれることと期待しています。未知の国エチオピアからの土産話が楽しみです。(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-10-21 03:15 | Comments(0)

リトアニアのダンス・フェス:日本勢のダンスに拍手喝采

先頃リトアニア第2の都市カウナスで行われた「AURA DANCE FESTIVAL」に、日本から4組のダンサーが招待され、私もディレクターとして随行して、特別プログラム「JAPNESE DANCE EVENING」でソロ3作品とデュオ1作品を披露してきました。

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このフェスティバルは27回目となる歴史を持つ欧州ではよくダンスの祭典です。リトアニアはバルト3国の最南端に位置する人口300万に満たない国ですが、周辺のロシアやドイツなどの大国に翻弄され続けてきた小国で、それだけにアイデンティティを確かなものにするために文化の高揚に力を注いでいます。
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今回のフェスティバルにはヨーロッパ各国やイスラエルからの他、アジアから私たちの4組が招待されました。フェスティバルは105日から8日までの4日間に5つの劇場に分かれて9公演が行われましたが、オープニング・ショウではフェスティバルを主宰する芸術監督Birute Letukaiteさんらが振付けた2作品が上演され、幕開けから迫力あるダンスで観客を魅了、そのダンサーの中心には11月に「ダンスブリッジ」に来日出演するEma Senkuvieneさんの姿があったことも嬉しいことでした。
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また、日本勢の公演の前哨戦として、前日の朝リトアニア国営放送テレビのニュース・ワイド・ショーに、フェスティバルの芸術監督のBiruteさんらと共に柿崎麻莉子が代表として出演してダンスを披露、公演の告知するという思いがけない出来事もありました。
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そして3日目の107日の夜「JAPNESE DANCE EVENING」は小劇場Ruta Hallで開かれました。参加したダンサーはいずれもセッションハウスでも度々踊ってきたお馴染みの面々。立ち見も出る満席となり、リトアニア駐在の重枝豊英大使の熱のこもった紹介挨拶から期待にみちた空気が流れるオープニングとなりました。
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演目順に日本のダンサーたちの舞台をご覧ください。
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                 鈴木竜『BU』
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三東瑠璃『MATOU』
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笠井瑞丈・小暮香帆『DUO
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柿﨑麻莉子『≫GUNNGUNN』(振付:平原慎太郎)

初めて見る日本の個性豊かな若者たちのダンスに見入っていた客席からは、作品が終わるごとに熱い拍手喝采が贈られたのでした。
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タイトな舞台準備のスケジュールでしたけれど、リトアニアのスタッフの心のこもった協力で、ダンサーたちはよく頑張ったなあと思います。
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大学で日本語を勉強している2人の女学生がボランティアで日本チームの案内役として親身になって世話してくれたことも、嬉しいことでした。
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また、会期中には公演の他に、それぞれのメソッドを伝えるワークショップも行われ、ダンサー同士が交流しあういい機会ともなりました。
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暖かな空気の流れるフェスティバルでしたが、リトアニアは大国の狭間で何度も国が消滅するという複雑な歴史を持っています。1991年に流血の惨事の後やっとソビエトからの独立を勝ち得たのでしたが、作品の中にその過酷な時代の記憶のデリケートな問題に触れるようなシーンがあったことから、舞台裏では賛否両論の議論が起きるという騒ぎもありました。国際交流にあたってはそれぞれの国や人々の歴史をよく知ることの大切なことを改めて思い知らされる出来事でした。
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リトアニア国営放送入り口に貼られた1991年独立時のレジスタンス記念プレート

この後、リトアニアとの相互交流プロジェクトとして、114日、5日の「ダンスブリッジ・インターナショナル」近藤良平プロジェクトに、先に紹介したEmaさんと男性ダンサーがやって来て、近藤良平・西山友貴・四戸由香、鈴木ユキオ・笠井瑞丈と競演します。これは文字通り東西にブリッジを架ける見応えたっぷりの合同公演になることでしょう。お見逃しなきよう、ご注目下さい。(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-10-15 22:36 | Comments(0)

若いダンサー達が躍動する「ダンブッリッジ・インターナショナル」第2弾間もなく

松本大樹プロジェクトから始まった今年の「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第2弾として、108日と9日の2日間、韓国を含む5組の若いダンサーたちが登場し、熱いバトルを繰り広げます。

今回登場するのは、ザ・ボーナストラック、MaMaNiMaNiMaNi、山﨑麻衣子×金刺わたる、tantanに韓国からやって来るHan Kyoung-Nam5組。群舞あり、デュオあり、ソロありの賑やかな競演です。昨日夜の3組のテクニカル下見が行われました。

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ザ・ボーナストラック『homeboy』振付・出演:香取依里、中村駿、仁科幸,田村悟
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tantan『不敬罪』振付・構成:亀頭加奈恵 出演:阿部真理亜、岡安夏音子、亀頭加奈恵、佐々木萌衣、田端春花
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 MaMaNiMaNiMaNi『フランクとルイ』振付・出演:田上和佳奈・渡邊絵里

続いて6日夕方からは前日夜に来日するHanさんとともに山﨑麻衣子さんと金刺わたるさんの下見が行われます。前に「カトルカール」に出演した山﨑さんたちのデュオの作品写真とHanさん舞台写真をご紹介しておきましょう。

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山﨑麻衣子・金刺わたる『われら、愛と正義を否定する』演出・構成:山﨑麻衣子
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Han Kyoung-Nam『Cold Venus』

この公演は8日(日)17時から、9日(月)は14時からと休日のため早めの開演となっています。8日の公演後には大同大学教養部講師の木場浩之さんの司会で上演作振付者の皆さんとの「ダンスの際を拓く」と題したインタビュートークもあります。創意にあふれる若者たちのダンスと共にお楽しみいただけたらと願っています。(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-10-04 02:24 | Comments(0)

静かに重く語りかけてくる安世鴻写真展

930日の土曜日から、2Fガーデンで韓国のカメラマン安世鴻さんの写真展「重重消せない痕跡Ⅱ」が始まっています。

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この写真展は、いわゆる「軍隊慰安婦」だった女性達を、20年近くにわたって韓国のみならず中国、東チモール、インドネシア、フィリピンなどアジア各地を訪ね、丹念に話を聞き写真を撮ってきた安さんと支援するプロジェクトが開くものです。
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セッションハウスでは一昨年に続いて
2回目になる写真展ですが、今回は新たに出会った30余名の写真を含む70点余の写真を展示するとともに、おばあさん達の肉声を直接聞くことの出来るビデオの上映もしています。
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第二次世界大戦時、日本軍から言うに言われぬ酷い体験を強いられ、その痕跡を抱いたまま歳を重ね今や高齢となった多くの女性達を遠い所を厭わず何度も訪ねては、話をじっくり聞き、写真を撮ってきた安さん。その安さんのカメラに向けたおばあさん達の眼差しは、私たちに「何故?」という重い問いかけを静かに投げかけてきます。
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展覧会初日には韓国から無形文化財の巫堂(ムーダン)の方を招き、亡くなったおばさん達の霊を慰めるためと今も生きているおばあさん達に少しでも安らかな余生を送ってもらおうという鎮魂の儀式も行われました。
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また、今回は特に5年前に心ない人達による妨害を恐れて起きたニコンサロンでの写真展中止事件が裁判になり、3年にわたる係争の結果昨年勝訴してから初めて開いているもので、会期中には4回にわたりゲストにフォトジャーアナリストの豊田直巳さんらを招いて安さんと共に「表現の自由とは何か」を問うトークの会も開かれています。
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この写真展、109日(月)まで開いています。ぜひ大勢の方にご覧いただきたい写真展です。お出でになって安さん達の語りも耳を傾けていただけたらと願っています。(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-10-02 18:23 | Comments(0)

新たなダンス表現に一石を投じた松本大樹プロジェクト公演

今年も毎年恒例の「ダンスブリッジ・インターナショナル」が始まりました。その第1弾として先日の23日(土)と24日(日)、松本大樹のプロジェクト『CHILDBOOK~こどものための本を開こう』公演が行われ、子供たちも大勢詰めかけていつもとは一味違う空気が流れる舞台となりました。

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作品はロシアの民話「若い王子と白い狼」を基に、10人のダンサーが随時王様、王子、狼などの役割を交代で演じつつ語り踊るもので、複雑な構成で波乱万丈の物語に観客を引き込んでいく時間が流れていきました。
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お話とダンスは、松本大樹をはじめ玉川みなみ、三橋俊平、玉川さやか、諸岡智子、松本武士、上村なおか、古園井美果、佐藤郁、三浦香織の皆さん。1シーンには4歳のサンダークリフ陽ちゃんが王子役でかわいい仕草で登場、舞台に色を添えました。また音づくりに内野徹、横溝千夏、アートワークにマックスミリアン・フェディック、照明の石関美穂の皆さんが参加、ダイナミックで美しい舞台構成でお客さんの目をくぎ付けにしていきました。
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日曜日の最終公演の後にコンドルズの石渕聡、近藤良平のお二人を迎えて、振付けの案津本大樹さんを囲んでのインタビュー・トークが行われました。半年がかりで創り上げたという今回の作品の製作秘話や、ダンスと語りを一緒にやることの面白さや難しさや大量の新聞紙を効果的に使った演出方法が話題となり、もはや「松本システム」と名付けるしかないユニークの挑戦を高く評価するひとときとなりました。
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「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第2弾は、108日、9日に行われる「世界とプロジェクト東京発①」で、韓国からHan Kyoung-Namさんを迎えて日本の若手ダンサ4組(ザ・ボーナストラック、MaMaNiMaNiMaNi、山﨑麻衣子・金刺わたる)が競演する賑やかな公演です。いま伸び盛りのダンサーたちの熱演にご期待下さい。(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-09-26 21:20 | Comments(0)

「ダンスブリッジ・インターナショナル」松本大樹プロジェクト公演間もなく

今年もセッションハウスの看板プログラム「ダンスブリッジ・インターナショナル」の季節がやってきました。今年は企画数がぐっと増えて6パートの公演が12月まで続きます。

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その第1弾として松本大樹さんのプロジェクト公演が今週末に迫ってきました。大樹さんは昨年に続いて『CHILD BOOK~こどものための本を開こう~』と題して、ダンサーたちがロシアの民話『若い王子と白い狼』を朗読したり台詞を言いながら踊っていく作品に挑戦します。
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出演は8人のダンサーが入れ替わり立ち代わり登場、音づくりやアートワークの作家も加わって、賑やかに展開していく楽しい舞台になりそうです。先日行われたテクニカル下見の様子から、その面白さをご想像下さい。
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1回目の公演は923日(土)は19時からですが、23日(日)の公演は11時からと15時からと、子供たちにも見てもらいたいことからいつもより早めの開演時間になっています。親子そろってのご来場をお待ちしています。(記:伊藤孝)


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by sh_offstage | 2017-09-21 14:30 | Comments(0)