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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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さよなら 永遠の青年・佐藤忠良さん

大震災のニュースの中、昨日の夕刊の片隅に彫刻家の佐藤忠良さんが98歳でお亡くなりになったとの報が出ていて、驚いた。
90歳過ぎても精力的に制作活動をし続け、気負いのない自然体で飄々と歩いておられた姿が今も目に浮かぶ。
戦争中は軍隊にとられ、シベリアにも抑留された過酷な体験を経ても、人間への希望を失うことなく数多くの人物像の作品を造り続けてこられたその姿は、歳をとることを忘れた永遠の青年のようで、そこから私はどんなにか大きな励ましをいただいてきたことか。
2002年のことになるが、お弟子さんの一人だった瀬辺佳子さんの個展の時に、セッションハウスのギャラリーにお出でになった時のことが忘れられない。
とても気さくな人柄の方で、北海道から出てきたばかりの若い頃、この近くに下宿していたことなどを懐かしそうに話しておられたのが思い出されてくる。
いま日本はたいへんなことになっているが、今日はその時に撮らせてもらった佐藤さんの素敵な笑顔を皆さんへお届けしたいと思う。(記:伊藤 孝)

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by sh_offstage | 2011-03-31 12:08 | Comments(0)

大震災後初のダンス公演

66年前の敗戦後以来と言われる惨禍をもたらした東日本大震災から早くも2週間余り。
時が経つにつれ被災地の方々が抱える問題の大きさが次々に明らかになってくる一方で、
破損した原発から漏れ出る放射能が私達に大きな不安を与えています。

そうした中「圧倒的な現実を前に、舞台はいったい何になるのだろうか」と自らに問いかけながら、
土曜日と日曜日、新宅一平君らが新しく結成したグループ「ドドド・モリ」による震災後初のダンス公演が行われました。
私達の日常の何気ない仕草を、これでもかこれでもかと繰り返し打ち出すことで生まれてくる人間の滑稽さ、切なさ・・・。
3.11以後、失速しそうになっている私達に平衡感覚を取り戻させてくれるようなユーモラスな舞台でした。
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先の問いかけに続くプログラムに載せた新宅君たちのメッセージを紹介しておきましょう。
「揺れが始まった時、街は騒然としていました。その時、身の危険よりも、深い悲しみを感じました。
このような状況では、身分もくそもない。警備する警官も、校庭に避難する人たちも、金持ちも貧乏人も。
自然の前では無力で、人のはかなさに胸をえぐられる思いでした。
でも、だからこそ、人は繋がり、なんとかやっていくことができる。せつない、はかない存在であるからこその繋がり。そこに希望があるのだと思います。
集団と個人、内面と外面、現実と非現実、男と女、生きたり死んだり、相反すること、矛盾することだらけですが、そのような状況を丸呑みしたやっていくしかありません。」
                                                    (記:伊藤 孝)




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by sh_offstage | 2011-03-28 01:23 | Comments(0)

温度差を越えて当事者意識を持つためには?


巨大地震と大津波の後に追い討ちをかけた原発被害、未曾有の惨禍は第二の戦後ともいえるでしょう。ただ第一の戦後は日本全国に、そしてアジアの国々に殺戮と破壊の跡と飢えという惨禍をもたらしましたが、今回の惨禍の残酷さは想像を絶する苦渋と悲しみの中にある被災地の方々と私達他の地域の人達との間に、体験の度合いと感じ方に大きな温度差があることでしょう。

計画停電や交通機関の混乱はあっても、私達に住む家がないわけでもありません。深刻な原発からの放射能の影響が私達を不安にしていますが、それとともに残酷なことは風評被害でまだ安全だという地域の野菜や魚まで危険視する動きが出てきていて、惨禍を乗り越えていこうとする人達の生きていく道先を閉ざしかねない事態まで出てきていることです。

どれだけ「当事者意識」を持って、被災地の人々や農業や漁業などで立ち上がっていこうとしている人達との温度差を縮めて同時代を共有できるのか、今こそそのことが問われている時はないと思います。私達はせめて出来ることとして、今日からダンスクラスや公演に来る方達に呼びかけて被災地への義援金募集を始めましたが、それとともに安全だと言われているホウレン草まで拒絶するような愚には陥らない、そのようなささやかな意識を持って行動することも大切でしょう。

セッションハウスは、節電などでこれまでのダンス公演や展覧会のあり方を見直しながら、出来うる限り通常の企画を進めていくことで、失速してしまった世の中に平衡を取り戻していくことに微力ながらも寄与していきたいと考えています。
                                                      記:伊藤孝


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by sh_offstage | 2011-03-23 00:31 | Comments(0)

世界各地からお見舞いメールが続々

3月11日に東北地方を中心に襲った巨大地震と大津波のため、壊滅的な被害を受けた町や人々の様子が伝えられ、胸が痛む事態が続いています。皆様の中にはお身内やお知り合いの方の安否を気遣っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この地震と津波の報は世界各地で大きく伝えられているようで、セッションハウスと親交のあるダンサーやアーティストからお見舞いのメールが続々送られてきます。東京やダンサー、スタッフ達のことを心配するもので、改めて親しく交流してきたことの有難さを感じています。これまで海外からメールを寄せてくれたのは次の方たちです。

ジャン・ローラン・サスポーテス、デーヴィッド・ブランドスターテル,
アンドレア・ショーンブルグ(ドイツ)
エマニュエル・ドゥ・モンガゾン(フランス)
イディット・ヘルマン、アルカディ・ザイデス、イリス・エレス(イスラエル)
クレド・シアター,アレクサンドラ・ホン、スネジナ・タンコフスカ、
ペトヤ・ツヴェトコヴァ、スタニスラフ・セメルジェフ、イリーナ・テレジスカ(ブルガリア)
マイレ・コルバート(アメリカ、在ポルトガル)
キャサリン・ロウ(香港)、張昆(中国)
ヤヌッシュ・クプチック(ポーランド)
オードリー・モレル、幸子モレル(アメリカ)
村雲敦子(在ドイツ)、梶村昌世(在ドイツ)、伊藤真喜子(在オランダ)、
塩野入一代(イスラエル留学中)

                         2011年3月12日

                     セッションハウス企画室・伊藤 孝



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by sh_offstage | 2011-03-12 23:32 | Comments(0)

巨大地震

昨日の地震から一日がたちました。
先ほど、神楽坂の町を歩いてきましたが、春の暖かい陽射しのもと
人々は穏やかに歩き、テレビにうつる悲惨な災害地とは対照的です。
セッションハウスも大勢の人々が集まる場所ですので、スタッフ皆で
安全対策を考えなければと話し合っています。
4月10日の公演終了後、防災訓練を予定しています。お客さまを
どのように安全に誘導するかを皆で検討したいと思います。
しかし、昨日の災害時、事務室でパソコンに向かっていましたが、
地下の様子が心配ながらも、身動きがとれず、机の下にもぐり
こんでいました。幸い、地下スタジオのレッスン終了後の受講者の
方も無事でほっとしました。もうすぐ設立20年、気をひきしめて
やって行こうと思います。

鍋島敬子
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by sh_offstage | 2011-03-12 16:25 | お仕事 | Comments(0)

外は寒くても地下スタジオは春爛漫

先週はマドモアゼル・シネマの「途中下車」公演。淺川マキさんの名曲「夜が明けたら」の歌に乗って出発したダンス列車は、途中下車することが多いほど人生は豊かになるのだとばかりに、止まる駅ごとに絵本のようにさまざまな場面が出現。その中には2月生まれのお客さんの誕生祝いのシーンもあるサプライズで、目くるめく祝祭のひとときとなりました。
その公演の写真は間もなくマドモアゼル・シネマのページにアップされますので、お楽しみに。

そして1週間経った一昨日の土曜日と昨日の日曜日は、大学生達のダンスの祭典「UDC」の公演。全国12大学から集まった60名の学生達が、大学ごとに創意こらした作品と参加者全員による合同作品で、若さはじける熱気むんむんの2日間となりました。
セッションハウスの20周年という節目に10回目を迎えた「UDC」は、先輩から後輩へとバトンタッチしていく縦軸と、全国の大学生が連携しあう横軸が組み合って、若手のダンサー達が育っていく大きな下支えになってきているのはスタッフとしても、とても嬉しいことです。    (記:伊藤 孝)
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by sh_offstage | 2011-03-07 02:23 | Comments(0)