ブログトップ

セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

fromstaff.exblog.jp

<   2013年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ずしりとした作品が画廊いっぱいに 佐川公則展

既に会期半ばを過ぎましたが、現在2Fガーデンでは佐川公則展「大地へ」が開かれています。

佐川さんの作品は、ダーク系の色調の抽象的なコンポジションの中から、さまざまな風景が立ち上がってくるような作風で、35点の大中小の作品で画廊空間が埋め尽くされています。ずしりと響いてくる作品の数々、見応えたっぷりの展覧会となっています。
d0178431_341796.jpg
1952年生まれの佐川さんは19才の時から絵を描き始め、セッションハウスでも個展を開いたことのある自由美術の重鎮、石田貞雄さんに師事、長年小学校の先生を勤めながら、こつこつと制作に取り組んできベテラン画家です。
d0178431_3173556.jpg
この佐川公則展、5月3日(金)まで開かれていますので、ゴールデンウイークのひととき、ぜひガーデンで素敵な時間を過ごしにお出でになりませんか?(記:伊藤孝)
[PR]
by sh_offstage | 2013-04-29 03:23 | Comments(0)

鄭周河写真展「奪われた野にも春はくるか」         丸木美術館で始まる

福島の南相馬から巡回が始まった韓国の写真家・鄭周河(チョン・ジュンハ)さんの写真展が、昨日から埼玉県東松山市の原爆の図丸木美術館で始まりました。

この巡回展、5月7日からはセッションハウスの2Fガーデンでも開催されるものですが、昨日オープニング・トークが開かれるのに合わせて、丸木美術館に行ってきました。
d0178431_1425100.jpg
丸木美術館は原爆の図などで知られる故・丸木位里・俊夫妻の作品を常設している所で、その一室に鄭さんの写真20点が展示されています。韓国でも原発のある風景を撮り続けてきた鄭さんが、被災後の福島に度々通い、目に見えない放射能に侵された被災地の姿を、独自の視点でとらえた写真の数々。日本の植民地下で詩人・李相和(イ・サンファ)が詠んだ詩の中から付けられた展覧会のタイトル「奪われた野にも春はくるか」は、いま再び私たちに重い問いを投げかけてきています。

一見しただけでは被災地とは思えない美しい景色を捉えた作品群ですが、そこには確実に放射能の影が感得されるもので、トークの中で鄭さんは「予兆」という言葉を使って、自らのコンセプトを語っていました。ゲスト・スピーカーの牧師の東海林勤さんも、宗教者の立場から在日朝鮮人や原発問題に関わってこられた体験を踏まえて、鄭さんの美しい写真から感じ取れることは何かを語り、会場からの問いかけにも丁寧に受け答えして、出席者一人ひとりが何をなすべきか考えるひとときとなりました。最後に鄭さんが「みんなもっともっと怒るべきです」と強い言葉で語っていたのが胸に突き刺さってきています。
d0178431_1501519.jpg
この鄭周河さんの写真展、丸木美術館で5月5日まで開かれた後、7日からはセッションハウスに場所を移して16日まで開催します。そして初日の7日夕方7時からはオープニング・トークを開き、鄭さんを囲んで哲学者の高橋哲哉さんと作家の徐京植さんが語り合います。ふるってご参加ください。(記:伊藤孝)
[PR]
by sh_offstage | 2013-04-17 02:11 | Comments(0)

若者の空気感が伝わった“つむつむカンパニー”公演

今年のD-zoneフェスティバル、その第4弾として6日の土曜日、つむつむカンパニーの公演が行われました。

このカンパニーは振付担当の西村つむぎさんをはじめ、中野美佳さん、三浦永さんの3人で結成したグループ。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科在学中の学生ダンサーたちです。昨年立ち上げたばかりのカンパニーですが、「ダンスがみたい!新人シリーズ10」出場をはじめ、「横浜ダンスコレクションEX2012新人振付家部門」でファイナリストになった実績を持っています。

作品のタイトルは『Friendly world than you think』.静かに立ちすくむかと思えば、叫び声もあげる。混沌とした世の中で悩みさまよう若者の空気感が伝わってくるような舞台が展開していきました。
d0178431_12225567.jpg
d0178431_1224117.jpg
若手ダンサーの単独公演をサポートするD-zoneフェスティバル、しばらく間を置いて6月から4つのプログラムを実施します。どんなダンスが飛び出すか、楽しみにしていてください。(記:伊藤孝)
[PR]
by sh_offstage | 2013-04-07 12:32 | Comments(0)

ダンスのいろいろが楽しめた「ダンス専科」公演

先週の土曜日、「ダンス専科2013」公演が行われ、大勢の出演者で賑やかな舞台となりました。

毎年恒例のワークショップから創り上げていくこの公演、今年は4人の講師によって振付けられた作品と、特別参加の第一回セッションベスト賞を受賞した中村蓉の作品で構成され、「ダンスってこんなにいろいろあるんだ」と思える盛り沢山のプログラムとなりました。プログラム順に写真をご覧ください。

まず先陣をきったのはマドモアゼル・シネマ(振付:伊藤直子)のレパートリー作品「いい子わるい子子守唄」からの抜粋によるダンス。男性1人が加わった9人が登場し、祭囃子のような音楽で踊るダンスで元気いっぱいの幕開けとなりました。
d0178431_2224154.jpg
2番目は坂東扇菊WS生が着物姿で登場し場の雰囲気ががらりと一変、歌舞伎に基づく伝統的な踊りからWS生が自分達で振り付けた作品まで披露してくれました。
d0178431_238578.jpg
そして3番目は、第1回セッションベスト賞に輝いた中村蓉が受賞作「別れの詩」を再演、さらにグレイドアップした姿を見せてくれました。彼女は、その後開かれた「横浜ダンスコレクション」で審査員賞とシビウ国際演劇祭賞をダブル受賞し、来年ルーマニアでこの作品を披露することになっています。
d0178431_2422521.jpg
休憩をはさんで登場したのは富野幸緒WS生によるギリシャ神話からインスパイアされた作品「セイレーンin D」。パワフルなダンスで定評のある富野ならではの世界に4人のダンサーが挑戦しました。
d0178431_252277.jpg
最後を飾ったのは平原慎太郎WS生10人による作品「わらうと」。つぶやきのような台詞を挟みながら演劇的な要素も取り入れた作品で、青春群像とでも言える風景が展開していきました。
d0178431_2565124.jpg
そして昼の部ではカーテンコールの後にはセッションベスト賞の受賞式、観客の皆さんが見守る中で中村蓉さんが今後の抱負を語るとともに、審査員の1人だったダンス評論家の池野恵さんが、選考に苦慮するほど優れた作品が多かったと講評を話してくださいました。

セッションハウスが誕生してから今年で22年、多くのダンサーが育っていきましたが、「ダンス専科」に参加した中からもきっと将来が楽しみなダンサーが生まれてくることでしょう。皆さん、これからもダンサーたちへの応援をよろしくお願い致します。(記:伊藤孝)
[PR]
by sh_offstage | 2013-04-01 03:32 | Comments(0)