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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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マドモアゼル・シネマ、アヴィニョン凱旋公演終わる

マドモアゼル・シネマのアヴィニョン演劇祭参加の凱旋と銘打った『赤い花・白い花』公演が、28日(土)と29日(日)に3回にわたって行われました」。
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アヴィニョンでは11日間というロング公演でしたが、そこで繰り返される中でダンス力を確実に身に付けてきた5人のダンサー達(相原美紀、竹之下たまみ、佐々木さやか、佐藤郁、外園彩織)が、ブレルことのないダンスで1回1回その成果を見事に見せてくれる舞台となりました。
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伊藤直子振付・演出のこの『赤い花・白い花』の初演は2003年、その翌年の2004年にはブルガリアで上演したものですが、初演に参加したのは現有メンバーでは相原美紀ただ一人、作品の基調は変わらないものの、ダンサーも替りリメイクと繰り返し上演する中で、作品もまた大きくステップアップしてきたのです。
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とりわけ現在は、直接的なテーマではないけれど、皆の中にある福島や被災地への想いが、問わず語りに作品の中に投影されており、福島のお婆さんが作った縫いぐるみの「ブサ子ちゃん」も舞台に登場、ダンサー達が毛皮のコートで日本列島を形作りながら「ここは福島」、「これが今の日本です」と静かに語りかける舞台は、見る方々一人ひとりの胸に響くものがあったようです。
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セッションハウスは何といってもマドモアゼル・シネマのホームグラウンド。照明には出産明けの石関美穂が復帰、音響にはアヴィニョンに行ってきた上田道崇、舞台監督には同じくアヴィニョン体験をしてきた鍋島峻介が担当、息の合った舞台を創り出していました。
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この『赤い花・白い花』による旅するダンスはまだまだ続いていきます。近くは10月26日(土)、27日(日)に実施する新プログラム「ダンスブリッジ・イメージの架け橋2013」に参加し、この作品のショーバージョン編を再演することになっています。30分という中でイメージがどのように凝縮していくのか、楽しみなところです。ご期待ください。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-30 15:37 | Comments(0)

マドモアゼル・シネマ凱旋公演迫る

今年7月、アヴィニョン演劇祭に『赤い花・白い花』で初挑戦したマドモアゼル・シネマの凱旋公演が、今週末に迫ってきました。

演劇祭で11日間という連続公演を体験、ダンス力を一段とつけてきたダンサーたちの踊りっぷりと作品の成長ぶりを、じっくりとご覧いただこうという公演です。アヴィニョンでは、福島のお婆さん達が亡き人々への想いをこめて作った人形、通称「ぶさこちゃん」を連れての舞台で、花の記憶を基に「生」と「死」のイメージで構成されたダンス・シアターは、多くの人の記憶と重なりあう物語として、観客の静かな共感を呼びました。その貴重な経験を日本にフィードバックした時に、皆さまにどのように映じていくのか、楽しみな公演になりそうです。

その稽古も大詰めを迎え、ダンサーやスタッフは気合い十分、その一端をご覧ください。
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公演は28日(土)は19時から、29日(日)は14時と18時からの3回です。お陰様で28日は満席となりましたが、29日は両回ともまだ余席があります。皆様のご来場をお待ちしています。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-26 02:09 | Comments(0)

D-zoneフェスティバル番外編、盛況裏に終わる

連休だった土曜日と月曜日、セッションハウスはD-zoneフェスティバル番外編の2作品で、熱い時間が流れました。

まず21日(土)、先陣をきったのはグループC×Cの『いま想えば草宮がある』公演。古賀裕人さんの構成・演出、藤井咲恵さん他の振付で、10人のダンサーや役者が登場して、バレエ・シーンがあるか思えば、台詞がぽんぽん飛び交う演劇的シーンもあって、多彩な表現による賑やかな舞台となりました。
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続いて23日(月・祝)、パパ・タラフマラ出身者が中軸の“すこやかクラブ”の『天竺ファミリー』公演が行われ、上本志保さんの構成・演出で6人が出演。この作品もダンスと言葉が賑やかに飛び交う演劇的要素の濃い舞台で、これまた賑やかな空気を創り出していました。
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当然のことでしょうけど、照明が入り、スピーカーから音楽が流れてくると、一つ一つのシーンがくっきりと浮かび上がり、いずれの舞台も観客の皆さんが堪能できる舞台になったのは、何より嬉しいことでした。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-24 02:25 | Comments(0)

お次はD-zoneフェスティバルの番外編だ!

7月までリレー方式で実施してきたD-zoneフェスティバル、その番外編が21日土曜日と23日月曜日(祝)に行われます。

その照明・音響の下見が一昨日火曜日と昨日水曜日の夜相次いで行われました。火曜日に下見をしたのは、構成・演出:古賀裕人、振付:藤井咲恵他で10人のダンサーが登場する「c×c」(Cookie×Cream)の賑やかな舞台。題して『いま想えば草宮がある』。Fabien Prioville & Ballet Noahの「紙ひこうき」に出演したメンバーもいれば、現役の高校生もいるという多彩なメンバーで、寸劇シーンがあるかと思えば、バレエのアンサンブルがある、そしてソロ・ダンスもありと、目まぐるしく変わっていく万華鏡のような世界が展開していきました
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そして水曜日に登場したのは、「パパタラ・フマラ」の一員だった上本志保さんが構成・振付する「すこやカクラブ」の『ファミリー天竺』。6人のダンサーが家族の中のすったもんだをコミカルに描き出していくダンス物語。「無秩序型創作集団」と自称するだけって、これまた寸劇あり、ダンスあり、歌ありの賑やかな舞台なのです。
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C×Cの『いま想えば草宮がある』は21日(土)の15時と19時、すこやかクラブの『ファミリー天竺』は23日(月・祝)の15時と19時、それぞれ2回づつの公演です。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-19 03:44 | Comments(0)

「カトリカール」公演、盛況裏に終わる

4人の女性振付家が寄り集まって競演する「カトリカール」公演が14日土曜日に行われ、盛況裏に終わりました。

光り輝くオブジェあり、空き箱に写る映像あり、体の動き一つで勝負するものありと、アイディアも創作方法もさまざまの作品が舞台を共有しての競演です。そこからどんな味わいのケーキが飛び出してくるのか、観客の皆さまにとっても興趣の尽きない舞台となりました。
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振付・出演:MILA『fog....』
fog....、霧が発生して、ホワイトアウトした山の中にいたことがある。視界を遮られ霧に包まれると、不安なような、自由なような見えないものが見えてくるような。白く白く閉ざされて開いていく霧の中、人は見たいものを見るのだろうか。
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構成:坂田有紀子 振付・出演:加藤律、佐渡島明浩、吉川千恵、坂田有紀子『1から42』
空気だって数字の配列にすぎず、ちょうどバランスが整っているとき、ふぅー、わたしたちは息つくことができるのだ。
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振付・出演:寺田未来『だった。のですが、』
当初『だった。のですが、』は仮題で、新しい題名を記載する予定だった。のですが、このまま行く事にしました。思いの行方はいつもあてにならなくて。
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振付・出演:小嶋亜衣、古田島正子、八子真寿美『水ニナガシテ』
女が集えば何かが起こる。「すみません・・・もう限界です・・・」

多彩な味覚が味わえるこの「カトルカール」。4回目の公演は12月7日、古園美果、矢沼礼子、花岡良枝、あらた真生の4人の振付作品が登場します。次回も今から楽しみにしていてください。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-16 01:43 | Comments(0)

「カトルカールN°3」公演迫る

4つの材料、同分量で創るケーキに因んだ名前のダンス・プログラム「カトルカール」。その3回目の公演が、今週土曜日14日に迫ってきました。

「カトルカール」はケーキと同様に、4人の女性振付家がそれぞれの作品を発表するもの。昨夜その照明・音響の下見が行われ、4者4様の独創性豊かな作品が披露されました。中には映像やイラストを使ったり、オリジナルの音楽を使うものもあったりで、ダンスの多彩な味わいさ楽しんでいただけることでしょう。
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               『fog...』振付・出演:MILA
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            『1から42』構成:坂田有妃子              振付・出演:板垣あすか、加藤律、佐渡島明浩、吉川千恵、坂田有妃子
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  『水ニナガシテ』振付・出演:小嶋亜衣、古田島正子、八子真寿美
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        『だった。のですが、』振付・出演:寺田未来

公演は16時と19時30分と2回です。女性振付家たちの色とりどりの作品、ぜひご覧ください。(記:伊藤孝 撮影:鍋島峻介)
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by sh_offstage | 2013-09-11 13:55 | Comments(0)

テンションの高い競演となった「ダンス花」盛況裏に終わる

「ダンス花vol.19」が昨日土曜日行われ、セッションハウス・アワードを目指して5つの作品が競演に、昼夜ともに大勢のお客さんが詰めかけ、熱気にあふれる公演となりました。

4つのソロ作品と1つの群舞作品は、「シアター21フェス」などから「もう一度見てみたいもの」として選出されたものだけに、いずれもステップアップの後が伺える作品となり、見応え十二分の舞台となったように思います。
先日テクニカルの下見の際に紹介した作品が、照明も入り、ダンサーのテンションも上がって、どのように映ずるものになったのか、その力の入った舞台の様子をご覧ください。
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振付:三輪亜希子『ORANGE MOON』出演:長谷川風立子
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小暮香帆『涙の球体』
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米川千津子『幻の温(おん)』
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The Bambiest『TRACE』振付:菅沼伊万里 出演:宮尾安紀乃、石和田尚子、中河原美土、片ひとみ
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西山友貴『11.10』
さてこの中から果たしてセッションベスト賞が出るのかどうか、今年2月に実施した「ダンス花vol.18」の作品とともに審査の対象になりますが、観客の意見もスタッフの評価もさまざまです。それを参考に審査委員がどんな結果を出すのか、いましばらくお待ちください。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-08 02:17 | Comments(0)

工藤洋子展始まる

ギャラリー2Fガーデンでは昨日4日から工藤洋子さんの個展が始まっています。

1983年生まれの若き画家・工藤さんは日本画の素材を使って半抽象表現が得意な人で、昨年に続いての個展です。
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彼女は東京都とはいえ、奥多摩の森や渓谷など自然に恵まれた環境の中で暮らしています。その美しい自然からインスパイアされ自分の中で濾過された世界を描いているので、じっと見ていると作品の中からはさまざまな風景が立ちあがってきて、さわやかな気持ちになってきます。

「その場所へ行ったから、みつけることができたのだろうか。みつけるために行ったのだろうか。葉に蒸す霧,滴る枝。誰もいない、あの日の森。」(案内状の言葉)
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普段は郵便局で働きながら、描く際の集中力には定評のある工藤さんです。今回は最近作27点で構成、静謐な空間の中で来場した若い作家たちと絵画談義に時間を忘れているようでした。
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この工藤洋子展、13日(金)まで開かれています。ダンス公演やレッスンに来られる方も是非お立ち寄りください。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-05 21:10 | Comments(0)

「ダンス花vol.19」公演迫る

夏の神楽坂ダンス学校も終わり9月、セッションハウスのダンス・プログラムは目白押しのスケジュールでフル回転し始めました。先週の土曜日にはその先陣をきって「シアター21フェスStep Up vol.47」が行われ、続いて今週の土曜日7日にはセッションハウス・アワード2013「ダンス花vol.19」が開かれます。

今回は4組のソロ作品と群舞1作品の5作品による競演で、奇しくも女性ばかりのダンサーの出演となりました。アワード目指しての出演ですから、いずれもダンス力や独自性のあるものばかり。昨夜の照明・音響下見も本番直前でテンションの高い空気が流れていました。
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            米川千津子『幻の温(おん)』
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            三輪亜希子『ORANGE MOON』
三輪さんが怪我のため、急遽長谷川風立子さんが踊ることになりました。
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              菅沼伊万里『TRACE』
     出演:宮尾安紀乃、石和田尚子、江角由加、土田千尋
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               西山友貴『Birthday』
本番は照明も入り、いっそう見応えのある舞台になることでしょう。この中からアワード候補作品が出てくるか、楽しみの尽きない公演になりそうです。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-04 18:11 | Comments(0)

福島の声を聞こう! 7回目が開かる

渡辺一枝さんのトークの会「福島の声を聞こう!」の7回目が、昨日8月31日、2階のギャラリーで開かれ、猛暑にもかかわらず70名を超す方が来場し、熱心に話に耳を傾けていました。

昨日来ていただいたゲストスピーカーは、南相馬市から原発事故後も避難せず、津波で行方不明になっている家族をはじめ地域の行方不明になっている方々の捜索活動を今もなお続けている上野敬幸さん。
上野さんは原発から22キロの南相馬市の萱浜という海に近い地域で代々農業を営んできた方。津波で家はかろうじての残りましたが、両親と長女、長男の家族4人が流され、お母さんと小学校2年生だった長女の永吏可ちゃんは自宅近くで見つかりましたが、お父さんと幼稚園の入園式を控えていた長男の倖太郎ちゃんは、いまなお見つかっていないのです。
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震災当時、地区の消防団長だった上野さんは、原発事故後に避難指示が出た後も地元に残り、家族はもとより地区内の行方不明の人たちの捜索を続けてきました。70数名が亡くなっている萱浜地区。自衛隊などの救出活動が来ない中での捜索活動ですが、各地からボランティア(上野さんはこの言葉を使わず仲間と言っています)も集まるようになり、“復興浜団”を結成して、今も毎日のように、捜索活動を続けています。
これまでの道のりをたんたんと語る上野さんでしたが、会場からの「捜索活動はいつまで続けるのでしょうか」という質問に答え、上野さんは「見つからない人がいる限り、決してやめるわけにはいかないのです」と答えていました。
会場では萱浜の被災跡で出会い、以来上野さんたちの活動を追い続けてきたフォトジャーナリストの渋谷敦志さんの写真も展示され、来場者の目をひきました。
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     「萱浜地区の自宅そばの海で、水面を見つめる上野さん」
被災から2年以上経っても見つからない人はまだ2,600人余りもいると伝えられています。そして福島原発の汚染水漏れは収拾の目途もたたない状態が続いています。上野さんたちの活動に終わることはないのです。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2013-09-01 19:56 | 渡辺一枝トークの会 | Comments(0)