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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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スニーカーをテーマに「&dot.」の旗揚げ公演終わる

5月21日の土曜日、D-zone フェスティバルにダンス・ユニット「&dot.(アンドット)」が旗揚げ公演を敢行。靴箱120個が舞台奥に積み上げられた中で、スニーカーをツールに戯れ踊るパフォーマンスが繰り広げられました。
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メンバーは振付・演出担当の清水美紗都をはじめ、肥沼勇人、下西春奈、松井翔子、松隈加奈子の5人と美術担当の辻ルイ子の若さあふれる面々。
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作品は題して『スニーカーのための5つの前奏曲』。スニーカーを履いたり脱いだり、紐を結んだり、ほどいたり。足元からその人らしさがにじみ出ることを狙ったダンス・コンチェルトが流れていく1時間の舞台でありました。
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私は、スニーカーは、「ハイカルチャーとストリートカルチャー」の曖昧なゾーンに住むアイテムだと思っています。現代文化でも、プロとアマチュア、古典と前衛は以前ほど明確な区分がどんどん無くなってきています。そして、コンテンポラリーダンス。これも定義を持たず、かなり曖昧なジャンルのダンスだと言えます。飛躍ですが、私の脳内では、スニーカー文化とコンテンポラリーダンスはかなり似ていると、感じたのです。(清水美紗都)
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ダンサーたちの単独公演をサポートするD-zoneフェスティバルはまだまだ続いていきます。次回は6月4日(土)、「㎤」とこれまたユニークな名を持ったユニットが登場します。どんな舞台が飛び出すのか、楽しみなところです。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-24 03:30 | Comments(0)

スニーカーたちが忍び寄る「&dot.」公演間もなく

D-zoneフェスティバルの第5弾、「&dot.(アンドット)」の公演が今週土曜日に迫ってきました。
「&dot.」は、お茶の水女子大学舞踊教育コース出身の清水美紗都が率いる若いダンサー・ユニット。今回は「動物や昆虫のような先妻でスピード感ある」ダンスを目指して結成したグループの旗揚げ公演です。
先日行われたテクニカル下見の写真で、どのようなドラマが展開していくのか、ご想像下さい。
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作品名『スニーカーのための5つの前奏曲』とあるように、スニーカーを使った5人のダンサーによるユーモラスなダンス・シーンが続いていきます。「素の形で履く、わざと汚す、紐を変える、凝って結ぶ、紐をほどく。足元からその人らしさがにじみ出る。あるふれた日常のコンチェルト。」(チラシの言葉より)
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&dot.の公演は21日(土)15時と19時の2回です。皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-19 02:39 | Comments(0)

モノガタリを語り継ぐ“マドモアゼル・シネマ”公演盛況裏に終わる

今年で結成25年を迎えたマドモアゼル・シネマが5月14日(土)、15日(日)に新作公演が行われ、ダンスシアターの持ち味を生かした舞台で、客席から暖かな拍手に包まれました。
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作品は題して『モノガタリを探して』。いくつかの童話や物語からインスパイアされながら、一人ひとりのダンサーが自らの人生と重ねあわせながら構築していくダンス物語です。歴代大勢のダンサーが踊り続いてきた舞踊団ですが、現役大学生もいてベテラン・ダンサーともども、ユーモラスでフレッシュなエネルギーに充ちたダンス・シーンを展開していきました。
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振付・演出の伊藤直子は「8人のダンサーたちの現在と、日常を取り囲む社会の現実と、振付の私の現在とがすり合されて創り上げる物語が、皆様の“今”と出会う」ことを願って創ったと語っています。観客の皆さんからも、ご自分の人生体験と重ね合わせて見たといった感想が少なからず聞こえてきました。
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出演は竹之下たまみ、佐藤郁、外園彩織、鈴木加奈子、古茂田梨乃、須川萌、中島詩織、蓮子奈津美。この8名のダンサーたちの演技やダンスを浮き彫りにしていったのは、照明(石関美穂)、音響(上田道崇)、映像(瀧島弘義)、舞台監督(鍋島峻介)、衣裳(原田松野、美術(くに若尾)ほか大勢のスタッフの創意工夫と頑張りがあったことも忘れてはならいことでしょう。
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フィナーレで一人ひとりがそれぞれの今を踏まえて「私のモノガタリはこれから始まります」と語っていたように、この作品はまた近い将来装いも新たにversion 2が生まれてくるかも知れません。マドモアゼル・シネマは7月のシンガポールでのT.H.E Dance Companyとの共同創作、8月の札幌公演、10月のダンスブリッジ」への参加、12月の「わたしの東京物語」再演へと“旅するダンス”は続いていきます。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-17 04:04 | Comments(0)

マドモアゼル・シネマ新作公演間近に迫る

マドモアゼル・シネマの新作による春公演が今週末に迫ってきました。今回の作品名は題して『モノガタリを探し』。「絵本や、映画や、いろんな出来ごとに出会ったとき、人の胸の中に生れて残るドキドキやふつふつするモノたち」、それを“モノガタリ”と名付けた次第です。
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振付・演出の伊藤直子の下、8人のダンサーたち(竹之下たまみ、佐藤郁、外園彩織、鈴木加奈子、古茂田梨乃、須川萌、中島詩織、蓮子奈津美)一人ひとりが、頭でイメージをふくらませ、身体で感じ考え創りだすダンス・シアター。その仕上げも大詰めを迎えて作品の流れも決まり、後は踊り込みといつもユニークなデザインで驚かされる原田松野さんの衣裳の到着を待つばかりになっています。昨夜行われたテクニカル下見での稽古風景をご覧ください。
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公演は5月14日(土)19時、15日(日)14時、17時の3回です。顔芸もたっぷりの元気いっぱいのダンス・シアターで、春爛漫のひとときを楽しみに、お出かけください。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-11 14:27 | Comments(0)

アディオス!ヤドランカさん

先日、ボスニア・ヘルツェゴビナから悲しい報せが届きました。日本にも馴染みの深い歌手のヤドランカさんが5月3日に死去したとの知らせでした。ここ数年、筋委縮性側索硬化症という難病に立ち向かっていたのですが、矢折れ刀つきるように亡くなられたとのことでした。
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ヤドランカさんは1984年のサラエボ冬季オリンピックのテーマ曲を作詞、作曲し、自らそれを歌った旧ユーゴ―スラビアの国民的歌手として知られる人です。1988年にレコーディングするために来日しましたが、その間に祖国では内戦が勃発して故郷のサラエボに帰ることが出来なくなり、日本を拠点に音楽活動を続けてきた方でした。祖国への想いを寄せた歌や子供たちのことを唄った歌から日本語の歌までレパートリーも広く、ギターや民俗楽器のサズを弾きながら静かに語りかけるように唄う歌声は、私たちを魅了してきました。
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セッションハウスでも1994年以来、6回にわたってコンサートを開き、同胞のギタリスト、ミロスラフ・タディチさんとの共演や坂田美子さん、佐久間順平さんら日本のミュージシャンとの共演をしてくれました。また、サラエボ国立美術大学で絵画を学んだ腕前を披露する展覧会を3回も開いて下さり、セッションハウスとも縁の深いアーティストでした。
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           故郷の橋のある風景と詩を書いたエッチング作品
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           展覧会にやってきた親友のオシム監督と
そのヤドランカさんが日本を後にしたのは、5年前の東北大震災の直後のこと。福島の原発事故で大使館から帰国命令が出たためのやむを得ざる離日でした。成田空港から電話をしてきて、受けた伊藤直子に対して「日本を離れることになって、ほんとにごめんなさい。」と語っていたのが、私たちとの別れとなってしまいました。その頃から足の状態が芳しくなかったようで、帰国後急速に病いが進行したとのことでした。
今もヤドさんの歌声が頭の中に響いてきていますが、もうその生の歌声が聴けなくなるとは、寂しさがつのってくるばかりです。いつも別れ際には「アディオス。また会いましょう!」と言っていたヤドさんです。でももう「また会いましょう!」とは言えなくなってしまったのです。遥か遠いボスニアの空に向けて合掌するばかりです。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-09 20:43 | Comments(0)

土と共に生きてきた飯館村の母ちゃんの語りに圧倒された「福島の声を聞こう!」

連休も終わりに近づいた5月7日の土曜日、セッションハウスの2Fギャラリーでは、渡辺一枝トークの会「福島の声を聞こう!」の19回目が開かれました。
今回のゲスト・スピーカーは、全村避難となった飯館村で生まれ育った菅野榮子さん(79歳)。原発事故で村を離れざるを得なかったことから、今村民が直面していることなど、2時間半にわたって、たっぷりとお話しして下さいました。
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菅野榮子さんの家は米とタバコを栽培する農家でしたが、その後は長年牛を飼育する酪農家でもあったという根っからのお百姓さん。飯館村は平成の大合併を村民皆の討議を経てそれを拒否し、自立的な村作りをしていて豊かな里山もある「美しい村」と評されていた所でしたが、その生活を根こそぎ奪ってしまったのが原発事故でした。榮子さんはその村を後に今は仮設住宅で一人住まいを余儀なくさせられていますが、その辛い生活を支えているのが、隣りに住む菅野芳子さんをはじめとした村の仲間達であり、狭いながらも畑を借りて野菜作りを続けていることだと言います。
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かつての村の暮らしの歴史や辛い今の境遇を、明解な口調でたんたんと語る榮子さんは、原発事故を経験して自分の生き方や国のあり方をこれまで以上に真剣に考えるようになったと言います。この世の中を少しでもよくしていこうとするならば、皆さん一人ひとりがよく考えて行動していってほしいと語りかけるのでした。
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表向きの除染作業などもあって、来年にも帰村宣言が出そうだとのことですが、まだまだ村内には放射能の高いホットスポットも随所にあって、果たして帰村することがよいことなのかどうか、悩みは尽きないのだとのこと。でも榮子さんは、村民が自由に意見を闘わせながら村作りをしてきたバックボーンのある地についた“民主主義者”です。困難な状況の中にあっても人と人との出会いや繋がりの中に希望を見出そうとしている方でもあるのでした。
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聞く私たちがむしろ励まされる榮子さんのお話でしたが、この榮子さんと仲良しの菅野芳子さんを軸にしたドキュメンタリー映画が今、ポレポレ東中野で上映されています。題して「飯館村の母ちゃんたち土とともに」(古居みずえ監督)。原発事故から5年、畑を耕し、漬物をつけ、「ばば漫才」と冗談を飛ばしながら互いに元気づけあって暮らす2人を追った映画です。渡辺一枝さんも皆様にもぜひご覧になっていただきたい映画と推奨していらっしゃいます。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-09 03:26 | Comments(0)

神楽坂ダンス学校にドイツから賓客が来場

ゴールデンウイークの後半に開講中の「神楽坂ダンス学校」に6日の金曜日、ドイツ・ダンス連盟の会長のウラ・エルマンさんら8人の視察団が来場し、近藤良平さんのクラスを見学するというサプライズな出来事がありました。
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この一行は日本バレエ協会が主宰し文科省の「青少年国際推進事業」の一環として劇場や大学などのダンス関係施設の視察や意見交換のために来日したもので、バレエ協会常務理事でありセッションハウスのダンスクラスの講師でもある高木俊徳先生の提唱で、ダンスのための小劇場の代表として当所を訪問することになったのでした。
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高木先生のお話によると、ドイツではプロフェッショナルなダンサーの育成とは別に、多くの人に身体表現の楽しさを感得してもらう社会教育という視点に立った「ダンス文化」というジャンルが明確化されているということから、日常のさりげない動きのイメージから身体表現を引き出していく良平さんのクラスは打ってつけの対象だったようで、興味津々の面持ちで見学していました。
そして一行のうち一般の人にダンスを教えている方など2人がワークショップに飛び入り参加し、良平さんの巧みな誘導の下、リラックスした国際交流の時間となりました。
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ワークショップの後は、2Fギャラリーで良平さんやマドモアゼル・シネマの伊藤直子らも参加しての意見交換会。森鷗外などの翻訳も手がけている日本語に堪能なハイケ・パチケさんの見事な通訳を仲立ちに、良平さんの活動ぶりやセッションハウスの歴史などへの質問、日独両国のインデペンデント・ダンサーに共通する問題点などでの意見が飛び交い、熱い気持ち(Leidenschaft)が通い合う話し合いとなったのでした。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-08 03:35 | Comments(0)

笑いに包まれてマグナム・マダム公演盛況裏に終わる

山口夏絵が主宰するアラフォーの女性軍団マグナム・マダムの第6回公演は、ゴールデンウイークの真っ最中の3日と4日に行われ、客席から笑いの絶えない公演となりました。
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6回目ともなると公演のタイトル通りまさに『マダム盛り、花盛り』。社会で戦っている同世代の女性達を元気づけたいとの想いで9人のダンサーが繰り広げる舞台は、随所にコミカルな寸劇あり、パワフルなダンスありの熱演が続いたのでした。
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マダム達の嵐が去って、今日からは「神楽坂ダンス学校」の集中ワークショップが開講、第一線で活躍する大勢のダンサーたちによる熱血指導が始まり、大勢の受講生たちでスタジオは大賑わいとなっています。セッションハウスのダンス・シーンは、これから夏に向けて、ますますエンジン全開となってまいります。皆様のご来場、ご参加をお待ちしています。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2016-05-05 17:47 | Comments(0)