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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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マドモアゼル・シネマ今年最後の公演間もなく

シンガポールや札幌での合同公演や「ダンスブリッジ」への出演など活発な活動を展開してきたマドモアゼル・シネマの、今年の最後を締めくくるセッションハウス25周年の記念公演が今週末に迫ってきました。上演するのはレパートリー作品の「東京物語」。初演の2年前とはダンサーも入れ替わって、現メンバーにより最構築したものを披露します。ダンサー一人ひとりの持ち味を生かした新バージョンで、ダンスシアターの手法がいかんなく発揮した作品になってきました。昨夜行われた通しリハーサルの映像をご覧ください。
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公演はこの夏札幌のコンカリーニョでご一緒した渡辺倫子さんの作品『Table』との競演として行われます。17日(土)は19時から、18日(日)は15時からと18時からの3回の公演です。年の瀬の慌ただしい時ですが、皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)
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# by sh_offstage | 2016-12-14 14:44 | Comments(0)

韓国のダンス・フェスティバルからの報告

私は12月1日から9日まで韓国のSCF(ソウル国際コレオグラフィー・フェスティバル)に招かれ、審査委員の一人として参加してきました。今年からは大学生などを対象にしたショーケースも加わって、ガラ公演を含めて80もの作品を見て、一作一作に評点をつけるのに四苦八苦する日々を送ってきました。
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フェスティバルはソウル市内の大学路(テハンロ)にあるアルコ芸術劇場の大ホールと小ホールで交互に開かれ、審査委員には韓国のメンバーに加えフィンランド、フランス、スロバキア、ブルガリア、イスラエル、アメリカから参加、日本からは評論家の乗越たかおさん、「踊る。秋田」のディレクターの山川三太さんと制作マネージャーの韓ヨルムさんと私が参加しました。
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日替わりのプログラムは、ソロ、デュエット、グループと多彩な作品群の競演で、日本からはこれまでの受賞者によるガラ公演に石井則仁さんと小池陽子さんが出演、コンペティションに5組が参加。とりわけ嬉しかったのは昨年の「ダンスブリッジ・インターナショナル」のPART1で同じ舞台に立った三東瑠璃さんと韓国のパク・サンミさんが高い評価を受け、“国際審査委員賞”を同時受賞したことでした。
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三東さんの受賞作『Matou』は、昨年セッションハウスで初演した作品です。
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そして来年三東さんはフィンランド、フランス、ブルガリアから、パクさんはイスラエルのフェスティバルにそれぞれから招待されることになりました。
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     フィンランドの審査委員Lisa Nojonenさんと三東さん
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     イスラエルの審査委員のGoby Aldorさんとパクさん
セッションハウスには来年の「ダンスブリッジ・インターナショナル」に、『飛行』と題した作品でパワフルなダンスを見せてくれたJeong Cheol In君とRyu Ji Soo君の若き男性ディオに来てもらうことにしました。
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この作品は審査委員長賞も受賞し、セッションハウスの他にフィンランドにも招かれています。
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折しもいま韓国は、朴大統領の退陣問題でたいへんな騒ぎになっていて、テレビでも終日このニュースを大きく取り上げ報じていました。
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私も先々週の土曜日公演の後に市の中心部の光化門前広場で開かれている市民集会に行ってみました。夜遅い時間にもかかわらず大勢の人が詰めかけていて、設置されたステージでは演説だけでなく、バンドの演奏から子供たちのサムルノリのグループまで登場する中で、口々に「大統領の即時退陣」を叫んでいました。この集会に参加したダンサーからも、政治の未来に対する熱い想いを聞くことが出来ました。
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韓国ではこれまでに軍事政権下で光州事件のように流血を伴った悲惨な歴史の数々がありますが、それを経て民主化を自分たちのものにしてきた市民たちです。抗議する口調は熱気がこもっていましたが、穏やかな空気が流れており、韓国の民主主義が成熟してきたことを目の当たりすることが出来ました。
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こうして歴史的転換点に立っているソウルでの一週間は、ダンスの世界においても、政治の世界においても韓国の熱い息吹きを感じとる貴重な時間となりました。(記:伊藤孝)
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# by sh_offstage | 2016-12-13 03:02 | Comments(0)

久々に開催された若さはじけるUDCアフターズ公演

昨日の土曜日、UDCで活躍したダンサーたちによるアフターズ公演が久々に行われました。題して『地上7.5cmの野望』。
今回のUDCアフターズは、東京女子体育大学ダンス部を平成22年度から27年度に卒業した高橋美砂さんら25人がセッションハウスに集結。今ではほとんどが学校の教員や大学院の研究者となっている彼女たちが、卒業年度の枠を越えて再びダンスという向き合う公演となりました。
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普段はダンスの活動の第一線から退いているものの、踊り心はいっぱいなことには変わりなく、若さと創意あふれる作品の数を見せてくれました。漫才ダンスを標ぼうする2人のユーモラスな前口上で始まった舞台でしたが、その熱き想いのこもった作品の数々(4グループ作品、1合同作品)を映像でお楽しみください。
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今では後進の学生たちに教える立場の彼女たちですが、踊ることの楽しさを忘れることなく、再び舞台にやって来てくれることを願っています。(記:伊藤孝)
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# by sh_offstage | 2016-12-11 18:58 | Comments(0)

静謐な空気が流れたJunko Okuda「Silent Beat」公演

独自の活動を続けている奥田純子さんがパリ、ベルリン、ケルンと踊り続けてきた「Silent Beat今ここにいることをリアルに感じ合おうよ!」プロジェクトの最後を飾る公演が、昨日26日の日曜日セッションハウスで行われました。
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出演は奥田さんをはじめ、三浦香織さん、Lucia Vazquezさん、小野朝子さんの4人。時にはソロを時には2人、3人、4人と、静かに語りかけるような空気に充たされたダンスの時間が過ぎていきました。
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「生きていくのに必要なものは何?ひとつだけ選ぶとするならば、、、/ 考えること と 感じること どっちがいい? / 感じたままに なのか 考えた通りに なのか 生きているって どっちかしらね? / ちょっとばかり耳を澄ますと はっきりと 感じるでしょう? 踊ってるあなたの体 さ、一緒に踊りましょう!」(Junko Okuda)
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これからも奥田純子さんの活動は、飄々として表情で淡々と続けられていきことが予感される公演でありました。今から次の作品が待たれるところです。(記:伊藤孝)
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# by sh_offstage | 2016-11-27 13:55 | Comments(0)

セッションハウス25周年記念、感謝のディナーショー賑やかに終わる

先日23日のことになりますが、セッションハウスの設立25周年を記念して、アフターディナー付きのマドモアゼル・シネマを主宰する伊藤直子のダンスクラスの受講生を交えた公演は、100人を越えるお客さんも来て下さり、総勢25人が1時間にわたって舞台狭しと踊るショーとなり、踊る人、見る人ともどもダンスと料理を楽しむ一日となりました。
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ディナーショーは題して『夢のように咲く花は、』。1回限りの公演でしたが、1991年の設立当初から踊り続けてきた人も数名参加しましたし、今年入った若者もいるという混成グループで、一人一人の個性に合わせてマドモアゼル・シネマのレパートリー作品の懐かしいシーンの数々に登場、マドのレギュラー・ダンサーとともに新鮮な空気が流れる時間が過ぎていきました。
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振付:伊藤直子 出演:あきたけだ、川口まゆみ、熊埜御堂彩、古茂田梨乃、酒井理子、佐藤郁、佐野友香、須川萌、鈴木加奈子、高氏しのぶ、高橋志帆、竹之下たまみ、保土沢美詠、時えつこ、中島詩織、並木好美、野沢美和子、萩森恵美子、蓮子奈津美、林真理、Haru、若尾久仁子、渡辺浩、渡辺麻由子/村雲敦子、徳永梓
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思えば4半世紀、長いようであっという間の時間だったように思います。1991年の4月に5人の講師でほそぼそ始めたダンスクラスも、今では多くの講師の方によるクラスを編成し、ワークショップもしばしば開かれるようになりました。そしてダンス・プログラムも次々と企画され、今ではほとんどの毎週週末にはダンス公演が実施されるまでになってきています。これも多くの先生方やダンサーたち、スタッフたち、そして寄り集って下さった大勢の方々のご尽力あっての賜物と、改めて感謝申し上げる次第です。
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ショーの終わった後のディナータイムでは、初期の頃からダンスクラスに通い続けている人や公演活動を支えてきてくれたダンサーやスタッフの表彰セレモニーもあって、皆様から暖かい拍手をしていただくひとときもありました。
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創意に満ちた料理を作ってくれた松本博子さんと鹿児島から駆けつけ料理の一端を担った松岡明子さん、開設以来ダンスクラスの受付と経理を受けもってくれている鍋島敬子さん。松本博子さんはダンス・クラス受講の1号生でもありました。
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さまざまな人が寄り集いセッションしあえる場にしたいとの想いで始めた「セッションハウス」です。25年経った今、世界では人と人の間を分断し“壁”を作ろうという動きが出てきています。それだけにその動きに抗して、ダンスやアートを通してよりいっそう人と人の間にブリッジ=架け橋を作っていくことが大切なことになってきていると思います。「セッションハウス」は小さなスペースですけれど、小さな体いっぱい使って若い世代にもバトンタッチしながら、「出会いの場」としての役割を果たしていかなければと身を引きしめています。これからも皆様の応援をよろしくお願い致します。(記:伊藤孝)
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# by sh_offstage | 2016-11-26 02:36 | Comments(0)