先頃、音響スタッフの上田道崇、相川貴の両君が石巻を訪れ、冷蔵庫などを届けるとともに、瓦礫の撤去作業や建物の修復作業に参加、当ブログで今なお深い傷跡の残る被災地の現状を伝えてくれました。
私達も被災地のことを忘れてはならないと、義援金募集の“ちりつも作戦”を続けていますが、公演やダンスクラスに来て下さる方々から、この一月で100,885円(これまでの合計364,727円)の募金が寄せられました。とりわけ最近は若いダンサー達が終演後舞台に出て積極的に募金を呼びかけ、それに応えてお客さんは募金箱に次々寄金を入れてくださっています。
この“ちりつも作戦”、少なくとも一年間は続けるつもりでいますが、被災地の再生や原発事故の収束はまだまだ長い時間がかかりそうです。その中で私達に何が出来るか、一人ひとりがいろいろと考えているようで、今日も2階ギャラリーでクロッキー会を主宰している画家の丹野有美子さんから、仲間達と語り合って夏休みに山梨県にあるアトリエに福島県の子供たちを招こうという企画を進めているというお話を聞きました。
一つ一つは小さなことであっても、そのような営為が集まれば世の中を少しづつでも動かしていくのかも知れません。
(記:伊藤 孝)

「UDCアフターズ」公演で募金を呼びかける長谷川怜君らダンサー達
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