今日2回目のブログです。
昨日、マグナム・マダムの公演を終えたばかりですが、スタッフは今週土曜日(11日)に迫ったポーランドのダンサー、イザベラ・フィルヴェンスカのソロ公演の準備に取り掛かってます。
彼女は横浜ダンスコレクションに出演するために来日、昨日赤レンガ倉庫で踊ったばかり。私も公演を見てきましたが、舞台上でパソコンを自ら操作して映像を写しながらのダンスには、これまでに見たことのない手法で、新鮮な想いをさせられました。

演じたのは『トラルファマドリア』と題した作品。「トラルファマドリア」とは、アメリカの作家カート・ヴォネガットJr.のSF小説に出てくる“過去・現在・未来”が同時存在する幻の惑星の名前です。その摩訶不思議な4次元の世界を、ダンスで体現しようという不可能性に挑戦をする彼女の試みが、赤レンガ倉庫の広い舞台からセッションハウスに場所をかえた時、どのように変わってくるのか、興趣の尽きないところです。

初めての方はもちろん、横浜でご覧になった方はもう一度と、お出でをお待ちしています。また、公演を前に7日(火)と9日(木)の午後9時からはレパートリー・ワークショップを開きます。不思議な体験に参加してみませんか!(記:伊藤孝)