昨日12日火曜日の夜は、セッションハウスの建物が若いダンサーたちの息吹きいっぱいの空間となりました。
ギャラリー2Fガーデンでは午後7時から、近藤良平氏による「日本の持ち歌、みんなんのダンス」のオーディション。11組がそれぞれお気に入りの歌を持ってきて踊る3分間の個性豊かなダンスを披露、良平氏が観客にも感想を聞きながら、懇切丁寧でユーモラスな講評をして、場には暖かな空気が流れる時間となりました。そして、ダンサーたちが選んだ歌の多くは昭和の時代に聴かれていたものが多く、良平氏ともどもあの時代の歌の良さを再認識する夜ともなりました。
なお、この中から5組が選ばれ、7月8日勝部ちこさん、早川朋子さん、富野幸緒さんのワークショップ生らと合同の「みんなのダンス・ショーイング」で作品を発表することになっています。


また、地下スタジオでは午後9時過から、今週土曜日に行われる「咲いた 咲いた ダンス花vol.16」の照明下見が行われ、「シアター21フェス」などから選ばれた5組(ソロ3組、デュオ2組位)が登場、再演ならではのステップアップした作品を見せてくれ、静かに熱い空気が流れていきました。全部の写真をお見せできないのは残念ですが、清藤美智子さんと遠山将太さんのデュオと柿崎まりこさんのソロをご紹介しましょう。


その他、愛知伸江さんと永井由利子さんのデュオ、森正博さんと中村蓉さんのソロが加わり、23日の公演は、コンテンポラリー・ダンスの将来に期待が持てる公演となることでしょう。公演は午後4時と午後7時からの2回です。お見逃しなきように。(記:伊藤孝)