猛暑続きの日々が続きますが、セッションハウスの地下スタジオは、ダンス公演とワークショップで賑わっています。
昨日金曜日は、笠井晴子さんと柿崎麻莉子さんのデュオ公演「La vie en Rose」が行われ、新進気鋭ならではの躍動感あふれるダンスを見せてくれました。
この2人は筑波大学出身の先輩と後輩ですが、それぞれの活動してきた場の違いを越えて、光と闇、哀しみと喜び、孤独と人と人の絆などなど、人生のさまざまな局面を踊るダンスは、見る私達にそれぞれの想いに共振してくるものがありました。

この作品、これまでに横浜や名古屋でも上演、これから柿崎さんの故郷、香川でも披露されるとのことですが、セッションハウスの公演はイスラエルのバットシェバ・アンサンブルのオーディションに合格し、間もなく出発する柿崎さんへの送別の意味も籠めて開かれたものでした。これからの2人の進む道は異なりますが、更なる活躍が期待される2人です。喝采をおくりましょう!
そして今日日曜日からは「真夏のダンスキャンプ」が開講。若手の鯨井謙太郒さんの「オイリュトミー」とホナガヨウコさんの「レスリングからダンス?!」と、5月の連続講座で参加者を魅了した笠井叡さんの「ダンス講座~エネルギー編」が開かれました。笠井さんはカラダをつくる4つの基本【フレネポジマ】を基にした4時間にわたる集中講座で、ダンスはエネルギーを消耗するものではなく、エネルギーを創り出すものだとして、呼吸法を基にした実践編で、参加者からは「目から鱗のワークショップだった」との声が聞こえてくるものでした。

今日はヴッパタールからジャン・ローラン・サスポーテスさんも来日、明日からクリエーション・ワークショップ「日本のダンサーと創りたい」も始まります。その他、若手の大島菜央さんの「和フリカンビートステップス」、井田亜彩美さんの「ビギナーヒップホップ」の講座と笠井叡さんの集中講座の2日目も開かれ、朝から夜遅くまでダンスいっぱいの1日となります。これからでも参加してみたいという方、大歓迎です。(記:伊藤孝)