土曜日、日曜日に実施している集中ワークショップ「真夏のダンスキャンプ」、今日は先週紹介出来なかった鯨井健太郒さんとホナガヨウコさんのクラス風景を紹介しましょう。
鯨井さんは笠井叡さんから伝授したオイリュトミーの身体技法の基礎と、身体訓練の方法を、さまざまな角度から取り組むもの。音と身体感覚の関係を重視するオイリュトミー独特のワークショップ、私が顔を出した時は声を出したり出さないかったりでの呼吸法でエネルギーを表出していく作業で、和やかな中にも意識を集中させる時間が流れていました。

ホナガヨウコさんのワークショップは「レスリングからダンス?!」と題しいるように、レスリングのトレーニング法から瞬発力やエネルギッシュな動きを学ぶという珍しい内容。折しもオリンピックで女子レスラーが次々と金メダルを獲得、時宜にあったトレーニングでもありました。

また、土曜日からはジャンさんのテクニック・ワークショップも始まり、「真夏のダンスキャンプ」すべてのクラスが出そろいました。もちろんジャンさんのクリエーションも連日開講しており、ピナ・バウシュから受け継いだダンスシアターの手法で、次第次第に作品のアウトラインが見え始めています。次回はその様子をお伝えしましょう。(記:伊藤孝)