今年もセッションハウスにリンゴの季節がめぐってきました。近藤良平親分の登場です。今年の「リンゴ企画」は去年までの山羊シリーズを終えて、“神楽坂とさか計画”と何やら怪し気な名前で11月3日(土)、新装開店いたします。
この新シリーズの第1弾は、不朽のピアノの教則本「ブルグミュラー」25曲をすべてダンス化してご覧いただこうという野心にみちみちた挑戦作品です。
構成・振付・演出の近藤良平はもとより、イデビアン・クルーの斉藤美音子、各所に出没活躍している森下真樹ら舞台の強者に、将来を嘱望される中村理、中村蓉、堀菜穂の若手が加わっての精鋭部隊。加えてドイツはヴュルツブルク音大のマイスター資格を持つ名ピアニスト・広沢麻美が参戦。生演奏によって、6人のダンサーが25のシーンを次々に構築していくのですから、楽しくないわけはありません。意表をつく多彩な小道具、ユーモラスで豊かな表情で踊る6人衆。リハーサルに潜入、撮影した写真から、その面白さを想像してください。
この公演、3日(土)は19時から、4日(日)は14時と18時の3回公演ですが、既に3日の19時と4日の14時はソウルドアウト、4日の18時だけが若干残っているだけになっています。今からの方はその回にご予約のほど、お願い致します。(記:伊藤孝)