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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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充実のレジデンス・アーティスト公演「世界へ!」終わる

先週の23日(金)、24日(土)に開催されたレジデンス・アーティスト公演「世界へ!」は、手応えのある3作品の競演で、コンテンポラリー・ダンスの到達点の一端を示すプログラムとなりました。

平山素子さんのオペラの名作「椿姫」をモチーフにした『camelias』は、花道家の河村敦子さんの見事な舞台美術とのコラボレーションによるソロダンスで、美しくも悲しい娼婦の恋物語を描き出し、オペラとは異なるシンプルな表現で、私たちの目を釘付けにする舞台となりました。
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2番目に登場したのは松本大樹君と香港のダンサー、アンディ・ウォン君のデュオ作品『樹林の舞2012』。10年間、男同士、国境を越えて作品を創り続けるという息の長い挑戦をし続けていくプロジェクトで、今年で8年目。歳月の積み重ねで円熟の域に達し始めたことが感じられる作品となってきました。9年目となる来年はどのような展開となるのか、楽しみです。
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そして、最後を締めたのは笠井瑞丈君が若いダンサー4人(檀上真帆、井草祐一、水越朋、木村愛子)と踊った作品『crossing』。さまざまな舞台経験を積んで成長著しい瑞丈君が即興をまじえたダンスをする中、4人の若者たちがエネルギッシュに踊り廻る構成は、どこか人の世の哀しみを感じさせる不思議な時空間を創り出していきました。
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今年のレジデンス・アーティスト公演は、トップクラスのダンサーたちと共に、これからが楽しみな若手ダンサーの参加が相乗作用となり、将来を見据えたボルテージの高い作品を提示するものとなりました。それだけに三者三様で、見る人にとってもさまざまな感想が聞かれる公演となり、コンテンポラリー・ダンスの提示の仕方を考えていく格好の機会にもなったように思われます。(記:伊藤孝)
by sh_offstage | 2012-11-27 01:45 | Comments(0)
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