昨日9日(土)D-zoneフェスティバル第2弾の“じゅるりーず”の2回公演が行われ、静かな時間が流れていきました。
作品は題して「スプリングルス」。春の到来を意識してのネーミングとのことで、女性4人、男性2人のパフォーマーが描き出したのは、現代の若者たちの一つの特長とも言える暖かくもゆるりとした人と人との繋がりの風景のいろいろが展開していきました。

出演したのは武蔵野美術大学の現役ばりばりの学生たち。大学で絵画やデザイン映像、演劇、ダンスなどを学びながら、アートの垣根を越えて、表現のあり方を模索している学生たちならではの特性を生かした舞台作りは、同世代の若者たちが多かった観客の共感を呼ぶものでした。

「ふしぎなモノを食べさせられたら、退化した?進化した?トツゼンヘンイか?脳内麻薬にヤられると、寒さに目が覚め、気づくと花咲く春ですよ。冬眠終えたら腹が空く、、、よだれじゅるりなスプリングルス」(プログラムの言葉)


同じ学生でも先週の熱かったUDCとは一味違ったクールな風景、若者たちのさまざまな可能性がかいま見られた一週間でした。
さて来週の土曜日は、D-zoneフェスティバルの第3弾として1994年に旗揚げしたテングザル舞踊団が登場します。お楽しみに!(記:伊藤孝)