マドモアゼル・シネマの新作公演「アンソロジー」(振付・伊藤直子)の公演が明日、明後日に迫ってきました。
この作品は6年前に沢山の思い出を生み出し天に帰っていったダンサー、野和田恵里花さんへのトリビュートの気持ちをこめて創ったものです。作中随所に、恵里花さんが子供の頃からダンスすることをめぐってご両親と丁々発止のやり取りをした手紙を紹介しながら、「ノスタルジア」に始まり「不思議な場所」に至る20年間のマドモアゼル・シネマの作品の懐かしい数々のシーンが再現され、カンパニーの集大成ともいえる作品になってきています。

今回はドイツから駆けつけた村雲敦子さんを含むレギュラー・メンバー6名に加えて10名のダンサー(うち1名男性)が参加、大勢ならではの厚みのある群舞が次々と繰り広げられていきます。

リハーサルは佳境に入っていて、残すは今日の照明を合わせての通し稽古。舞台衣装をまとい照明があたって、どのようなシーンが出現するか、ダンスの楽しさいっぱいの舞台になりそうです。

公演は土曜日は満席ですが、日曜日の14時、18時はまだ余席があります。皆様のお出かけをお待ちしています。公演の前後には2Fギャラリーの「鄭周河写真展」にもお立ち寄りください。(記:伊藤孝)