昨日の5日(金)夜、B1スタジオに西アフリカの国ブルキナファソのダンサーが来場し、ワークショップを実施しました。
ダンサーの名前はオリビエ・タルパカさん。現地語で「清廉潔白な人たちの国」というブルキナファソでナンバーワンと言われるダンサーで、すらりとした体をしなやかに動かしながらのワークショップに、参加者もニコニコ楽しそうにしながらも汗びっしょりの激しい1時間半でした。
アフリカからのアーティストといえば、かつて何回が来場し公演とワークショップをやってくれたガーナのアジャ・アディさんや、一作年まで日本に滞在して活動していた南アフリカのジャッキー・ジョブさんらを思い出します。今経済面で再びアフリカの年と言われていますけれど、躍動するダンス・スピリットは変わることなく健在で、魅力いっぱいなことに変わりはありません。
オリビエさんは、今はアメリカとブルキナファソを行き来しながら、世界を舞台に活躍しているとのこと。今鹿児島に拠点を移している勝部ちこさんと鹿島聖子さんが、マダガスカルのフェスティバルで出会い、その縁でセッションハウスにやってきたという次第でした。縁は異なもの、不思議なもの。たった1回のワークショップでしたけれど、再びアフリカともつながっていく契機になればと願っています。
なおアフリカン・ダンスといえば、今年もアフリカ11ヵ国を経巡ってダンス修行をしてきたマドモアゼル・シネマでもお馴染みの大島菜央さんが、カンパニーを引き連れてアヴィニョン演劇祭に参加する伊藤直子講師の代講として、7月16日、23日、30日(いずれも火曜日)午後1時からアフリカンダンスのワークショップを行うことにしています。大島さんはブルキナファソでオリビエさんの教えも受けたとのこと、きっとアフリカンダンスのエッセンスを学ぶいい機会になると思います。ふるってご参加ください。(記:伊藤孝)