先週の土曜日から神楽坂ダンス学校夏校が始まり、午前から夜遅くまで、ベテランから中堅、そして若手ダンサーまでによる多彩なワークショップ・プログラムで賑わいました。
今回の夏校にも昨年の8月、今年の5月に引き続いてダンス講座を引き受けてくださった笠井叡さんのクラスに、土曜、日曜と潜入してみました。

ダンスのカラダを創る4つの基本「フレネポジマ=フレンド/エネルギー/イマジネーション/ポジティブ」を体系化してきた笠井さんのダンス哲学を伝える4回にわたる講座です。
今回は笠井さん、手術後で激しい運動を控える必要があるため、1時間は座学で後の2時間は、天使館の4人のお弟子さんたちが参加者とともにカラダを動かす実技実習をするという方式を採用しているのですが、話し出すとじっとしはいられなくなったのでしょう。笠井さんは立ち上がって踊ってしまうのですから、さすがカラダの底からのダンサーと改めて感服させられた次第でした

実技実習を受け持った4人のお弟子さんは、オイリュトミーによる基本は同じですが、それぞれ個性的な教え方で、受講生の集中力を引き出していました。

(2日目の実技実習を担当した寺崎礁さん)
このダンス学校、9日、金曜日からは毎夏お馴染みとなったジャン・サスポータスさんのテクニックとクリエーションのワークショップも始まります。そして松本大樹さん、今津雅晴さんのクリエーション・クラス受講生とともに、8月25日(日)には皆さんにその成果を見ていただくプレゼンテーションを行うことになっています。どのような作品が生まれてくるのか、楽しみなところ。セッションハウスの熱い熱い夏は続きます。(記:伊藤孝)