神楽坂ダンス学校は土曜、日曜と午前から夜遅くまで、さまざまなワークショップで賑わっていますが、このところダンス学校の定番となってきた笠井叡さんの4回にわたるダンス講座は昨日で終了しました。「自由・平等・博愛」を信条とした世界に類のない日本国憲法を生かしていくのはダンスであるとの考えを披歴しながらのお話は、後半のお弟子さんたちの実技指導とともに、現在の社会について、カラダについて、ダンスとは何ぞやについて考える大切なポイントを伝える4日間でありました。今回は座学でしたけれど、体調を回復して元気に踊る笠井さんが戻ってこられる日が待たれてなりません。

そして舞夏恒例となっているジャン・サスポータスさんのテクニックとクリエーションWSも金曜日から始まりました。

クリエーションWSの様子を伺いに土曜日にスタジオを覘いたところ、まだ2日目というのに参加者は今年のテーマ「私と他者」を理解して、人と人の出会い(拒絶を含めて)の風景を積極的に創り出しているのには驚かされました。


ジャンさん、そして今津雅晴さん、松本大樹さんのクリエーションWSは、25日(日)のプレゼンテーションでどのように結実していくのか、楽しみがつきません。(記:伊藤孝)