先週の「ダンスブリッジ」PART 1に続いて、今週末の26日(土)、27日(日)にはPART 2公演が行われます。
PART 2には、今年の「神楽坂ダンス学校みんなでショーイング」で、近藤良平のオーディションで選出された大東文化大学学生の歌川翔太と中村駿が振付けた作品とともに、結成20年目で今年アヴィニョン演劇祭で好評を博してきた伊藤直子率いるマドモアゼル・シネマの作品と、カナダをはじめ世界各地で活躍してきた今津雅晴振付の作品を上演、若手からベテランと世代を越えた競演が話題です。先日照明・音響の下見が行われましたが、本番に向けて炎が静かに燃え上がっていくことが予感されるものでした。
歌川翔太と中村駿2人の振付作品は題して『枯葉の樹の下で』。当初の予定より人数は減りましたが、5人の男性ダンサーがドラマ仕立てのシーンもあって舞台狭しと踊ります。
マドモアゼル・シネマの作品は『赤い花・白い花』。アヴィニョン演劇祭や先月の凱旋公演で上演したものを、このプログラム用に構成し直したショートバージョンで、踊り続けてきたダンス力満開の舞台となることでしょう。
今津雅晴振付の作品は題して『疾走』。シュールリアリスト、ジョルジュ・デ・キリコの絵にインスパイアされて振り付けた作品に、今津と共に笠井瑞丈と山田茂樹という強者たちが登場、男気全開の舞台となること必定です。
三者三様のダンス表現が楽しめる「ダンスブリッジ」です。26日(土)は19時から、27日(日)は14時からと18時からの3回公演です。お見逃しなきよう、お出でをお待ちしています。(記:伊藤孝)