イスラエルからやってきたイデョット&ディマのワークショップ、昨日からはクリエーション・クラスに続いてアドバイス・クラスも始まり、WS漬けの1日となりました。

アドバイス・クラスは参加者それぞれに短いソロ作品を創ってもらおうというものですが、昨日はその入り口として5人の参加者全員でする作業や2つのグループに分かれてする作業を実施しました。

「ビジュアル・シアター」と称するイディット達のパフォーマンスです。悲しみや怒りや喜びといった感情を基にした表現や、セクシーや疲労困憊した素振りなどによる表現、舞踏やオペラ、ミュージカル、シリアス・ドラマなどのジャンルを基にした表現を、イディットの指示によって瞬時に組み替えていくという作業で、舞台に立つことの意味を頭と体で理解していく大切さを伝えていくものでした。

5人の参加者は次々と出される難しい仮題に果敢に挑戦、観客に伝えていく術を身のをもって学んでいく過程が、見る私たちにもよく伝わってきました。音楽はディマがピアノや自作の楽器を弾いたり叩いたりで、絶妙な即興演奏で世界を創っていくのですから、楽しくないわけはありません。

明日12月1日の日曜日は、18時半から「公開アドバイス&プレゼンテーション」が開かれます。創作過程と参加者それぞれのソロ作品の発表を楽しめるひとときです。舞台を志す方、舞台を楽しみたい方、多くの方のご来場をお待ちしています。(記:伊藤孝)