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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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今年も続けます。「福島の声を聞こう!」

あの日から3年目の春を迎え、作家の渡辺一枝さんが主宰するトークの会9回目となる「福島の声を聞こう!」が17日(月)に開かれました。

今回ゲストスピーカーとして来ていただいたのは、南相馬市でビジネスホテルを運営しながら、被災直後から現地ボランティアとして支援物資を被災者に届けることをはじめ、安全な野菜栽培のためのビニールハウス作りや試験田のコメ作りなど多岐にわたる支援活動を続けてこられた「六角支援隊」の大留隆雄さん。大留さんは第1回のトークの会にも来ていただいた方ですが、少年時代北海道の自然いっぱいの中で育ってきた大留さんは、自然とは相容れない原発は決して容認できるものではないことや、先の都知事選で原発を昂然と容認する候補者がそれなりの得票をしたことへの危機感を熱く語った後、各地からやってくるボランティアのさまざまな支援のあり方を紹介して、被災地とつながっていくことの意義を説いてくださいました。
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そして渡辺一枝さんもご自身が被災地に関わるようになった経緯を紹介しながら、被災地のこと、放射能禍にある福島のことを他人事ではなく自らの「くに=故郷」のこととして、当事者意識をもって考え行動していくことの大切さを語っておられました。
また、会場には南相馬市のお婆さんたちが多くの方から寄せられた布で作っている「ぶさこちゃん」と名付けられた縫いぐるみが多数展示されて大人気、大勢の方がカンパを入れて連れ帰っていきました。
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このトークの会は、4月2日(水)飯館村から酒井政秋さんをお招きし、若い世代からの声を聞いていただこうと思っています。記憶を風化させ原発再稼働への動きが加速化してきている今、被災地の方々の声に耳を傾けてほしいと切に願わずにいられません。(記:伊藤孝)






by sh_offstage | 2014-02-19 01:32 | 渡辺一枝トークの会 | Comments(0)
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