毎年恒例となったゴールデン・ウイークの「神楽坂ダンス学校5月校」は、初日の3日には特別講座として笠井叡さんの「日本国憲法を踊る」公演を皮切りに、4日から6日までの3日間は、連日午前10時半から午後10時20分まで、バレエ、コンテンポラリーダンス、日本舞踊、アフリカンダンス、気功、ヨガ、カポエイラなど多彩なワークショップが実施され、各クラスとも大勢の参加者でたいへんな賑わいを見せました。
そして今回は、ダンスではないけれど初の試みとして、マドモアゼル・シネマ公演に客演して下さったベテラン女優の大方斐紗子さんに、2回にわたって「イメージ発声」講座を開いていただきました。舞台で声を発するとはどんなイメージを持ちながらすることなのか、日常の発語とは異なる心構えと方法を学ぶ機会となりました。「アエイウエオア・・」という早口言葉や中原中也や茨木のり子の詩などをテキストに、大方さんのアドバイスをうけながら、参加者達は思い思いの発声でチャレンジする時間があっという間に過ぎていきました。



「からだの今」をさまざまな角度から体感しっつ考え、舞台に立つ人にはその心構えと方法を多角的に学ぶ「ダンス学校」です。8月に開講する「夏校」には、校長の近藤良平によるオーディションWS、毎年恒例となっているジャン・サスポータスの「ダンスシアターを創る」WS、笠井瑞丈×上村なおかの「真夏の身体会議」WS、松本大樹の「コンビネーションを踊る」WSクラスと目白押し、いずれも8月24日のプレゼンテーションにつながる講座です。今から楽しみにしていて下さい。(記:伊藤孝)