「MICOLLABO」は振付家でダンサーのストウキミコさんの活動名。彼女の下に寄り集まった5人のグループ名は「アコーディオンガクグラグラバランスダンス団」。一気に言えたら拍手!そのダンス団の公演が昨日の10日(土)に行われ、笑いとスリルに満ちた舞台が展開しました。
多彩なダンス歴の持ち主であるストウキミコさんをはじめ、金粉ショーチームでも活躍している緒方祐香さん、オーストリアへの留学経験のあるサーカスパフォーマーのTomoko Albaさん、バランス芸を得意とする曲芸師の天野耕太さん、アメリカ出身で作曲家でもある日本語も達者なミュージシャンのAlan Pattonさんと、さまざまなジャンルで活動している5人がアンサンブルを組んでの舞台ですから、どんなことが出てくるのか、興趣の尽きないシーンが続いていきました。 ユーモラスなダンスと音楽で楽しんだ後には、円柱の筒をいくつも重ねてその上に立つという曲芸を見せた天野耕太さんのシーンになると、お客さんもハラハラドキドキで緊張感がみなぎり、成功して照明が暗転すると拍手大喝采となったのでした。お祖父さんが広島で被爆、その3世となる天野さんは、平和への想いを伝えようと活動しているスペインの子供たちだけのサーカス団「ペンポスタ子ども共和国」に共感し、13歳の時に単身彼の地に渡り19歳まで財団して、世界中を公演したという経歴の持ち主。その想いは今も変わらないと芸に打ち込んでいるそうです。
普段はめいめい独自の活動をしている5人ですが、「アコーディオンガクグラグラバランスダンス団」とながーい名前を持つアンサンブル、次に登場する時にはまたどんな舞台を見せてくれるのか、今から楽しみです。(記:伊藤孝)