熱舞の50分、望月崇博のソロ公演終わる

昨日6月1日の日曜日、望月崇博のソロ公演「マエストロ」が行われ、およそ50分間の熱舞に大きな拍手が鳴り響きました。

これまで自身のカンパニー「トップスター」や実験的プロジェクト「ひーろーズ」などで活躍してきた彼ですが、ソロ・ダンスによる単独公演は初めての挑戦です。映像（飯田将茂）やギター演奏（神野洋）とのコラボレーションも入れたさまざまなシーンで構成され、最後はボレロで燃焼しきるという舞台は、切磋琢磨してきた望月崇博の現時点での到達点を提示しきる見事なものでした。

この田んぼの中で撮った映像、かの有名は土方巽氏の「鎌鼬」のシーンを思い出させる一瞬でもありました。

1日1回限りの公演で燃焼しきった望月崇博、彼の次なる挑戦がいかがあいなるか、今から楽しみになる公演でした。（記：伊藤孝）