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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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濃密な舞台空間を創り出した刹那舞踊団公演

一昨日の土曜日と昨日の土曜日、D-zoneフェスティバル第12弾として、お馴染みの刹那舞踊団の公演が行われ、2つの作品で濃密な世界が創り出されました。

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「刹那」とは「きわめて短い時間、瞬間。今の一瞬一瞬を大切に生きること」。それを信条とした舞踊団のセッションハウスでの単独公演は3回目で、振付・演出の米川毅さんと米川千津子さんはじめ、森政博さん、星野佐知子さん、滑川康人さんら5人のダンサーが力のこもった舞台を見せてくれました。

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1部の作品は名づけて「BUTTER」。ヒップホップにモダンダンスなど「ジャンルの異なるダンサーが融合するとどうなるかという、ある意味化学実験」とうたった作品でしたが、違和感なく溶け合った見事な世界が出現しました。

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2部の「蜘蛛の糸」は言わずと知れた芥川龍之介の短編小説をダンスで綴る作品です。

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舞台背面にはきらきら光る蜘蛛の糸が張りめぐらされ、天に誘う今にも切れてしまいそうな儚い糸に群がる人間ドラマが、舞台美術と照明が創り出す幻想的な空間の中で展開されていったのでした。

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さまざまな舞台が次々に出現するD-zoneフェスティバル。今週末はひとまずお休みとして、75日(土)は古園井美果さんのソロ公演、6日(日)は「シアター21フェスvol.97夏編」で、D-zoneフェスティバルは712日(土)のnobolabo公演へと続きます。(記:伊藤孝)















by sh_offstage | 2014-06-30 20:23 | Comments(0)
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