来週ソウルのソガン大学で開かれる「Gwang Jin InternationalSummer Dance Festival」に参加して、23
日土曜日に『赤い花・白い花』を上演するマドモアゼル・シネマのショーイングが昨夜行われました。

夜9時半からのショーイングでしたが、30人ほどの方が来て下さり熱心にご覧下さり、さまざまな励ましのお言葉や感想を聞かせていただきました。



折しも来日中のアビニョン演劇祭で舞台写真を撮って下さったフランスの写真家で批評家のジャン・クチェリエさんも来場、演劇祭の時よりも更にステップアップしているとの批評もいただきました。そして、今ワークショップをやっているもう一人のジャンさんこと、ジャン・サスポータスさんも鑑賞、力強いダンスだとの感想をいただきました。

また、1時間ある作品を制限時間の30分以内に再構成したことから、作品の印象がどのように変わるのかが気がかりなところでしたが、見て下さった韓国の方からは、自分達の死生観につながるイメージもあって感動した。それだけに伝え方をもう少し明解にした方がいいのではといって意見もありました。

このフェスティバルは、19日に開幕しヨーロッパ、アジアのダンサーが競演するものですが、マドモアゼル・シネマは23日の最終日にプログラムされている「Asian Company」シリーズに出演、韓国の2グループとシンガポールの1グループと競演します。アジアとはいえども違いや共通性がどんなところにあるのかを感じ取れる、またとない機会なることでしょう。渡韓するのは振付・演出の伊藤直子、ダンサーの相原美紀、竹之下たまみ、佐々木さやか、佐藤郁、外園彩織の6名、一行の健闘を祈るばかりです。(記:伊藤孝)