ボルテージの高い舞台が出現した笠井瑞丈公演終わる

一昨日の土曜日と昨日の日曜日、笠井瑞丈さんのダンス公演「真夜中の旅人」が行われ、

3回公演ともにボルテージの高いステージが展開されました。

構成・演出・振付の瑞丈さんの力のこもった入魂のソロに始まり、金子愛帆さんと工藤響子さんという若いダンサーのエネルギッシュなデュオダンス、そして最後のパートは日本を代表するプリンシパル・ダンサーの下村由理恵さんとのユーモラスなデュオダンスと3つのシーンが続き、目が釘付けになる見応えたっぷりな公演となりました。

音楽も上田早智子さんのピアノ演奏でバッハ、ベートーベン、ショパンの曲が鳴り響く中での舞台、贅沢とも思える時間が流れていったのでした。

べつべつの空

旅する四人

ピアノの響きとともに

真夜中に吸い込まれる（笠井瑞丈）

今回の公演、若手の2人と大ベテランの下村さんとの共演には、世代やジャンルを超えて舞台を創っていきたいとの瑞丈さんの想いが籠められていたことが如実に顕れたものでした。企画主催した瑞丈さんや上村なおかさんの今後の活動が、ますます楽しみになってきました。（記：伊藤孝）