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精鋭ダンサーたちが一堂に会する「ダンスブリッジ・インターナショナル」が始まりました。
そのPART 1が先日の土曜日、日曜日に行われ、太田ゆかりさんのソロ、藤田善宏さんと村田正樹さんのデュオ、ニナ・ディプラさんのソロと毛色の異なる作品群で、ダンスっていろいろあるなあと思わせる見応えたっぷりな贅沢な時間が流れていきました。
1番目に登場した太田ゆかりさんの作品『Frame』は、ひと月前に6人で踊った作品の振りをソロ作品にしたもので、パールマンのバイオリンで演奏されたパガニーニやバッハの曲が流れる中、たった一人で緩急の動きで30分踊りきるという圧巻な挑戦で、息を呑む舞台となりました。
プログラムの2番目は昨今、デュオプレイにチャレンジし始めた藤田善宏さんが、タップダンスの名手・村田正樹さんを迎え『ちゃんちゃら』と題した作品を引っ提げて登場。段ボール箱や手作りのタップ板、赤い靴などを使ってのユーモラスな“がちん対決”で、客席から笑い声が巻き起こってくる舞台となりました。
そして最後は昨年に引き続いてギリシャからやって来たニナ・ディプラさんが登場。休憩の後お客さんを一度ロビーに出てもらうという演出で始まった作品『Une attraction invisible』は、13世紀のペルシャの詩にインスパイアされた作品で、悲しみもあり喜びもある姿をくるくると繰り返す人のあり様を迫真のダンスと演技で見せる圧巻の舞台となりました。
「ダンスブリッジ・インターナショナル」、11月1日、2日のPART 2には、近藤良平さんと笠井瑞丈さんのデュオ作品、川口隆夫さんと韓国のユ・ホシクさんのソロ作品が結集。色合いの濃い競演になること必定の舞台となることでしょう。ご期待下さい。(記:伊藤孝)
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