「ダンスブリッジ・インターナショナル」で公演を終えた後、21
日(火)の夜から始まったニナ・ディプラさんのワークショップは、テクニカル、パートナリング、クリエーションと3つのタイプのクラスが昨日金曜日まで行われ、いずれのクラスもニナさんが率先して受講生と動き廻る熱気にあふれるものとなりました。


3つのタイプのクラスでは、テクニックは呼吸と動きの関係の基本を体感できるものでしたし、パートナリングは他者との触れ合いの中から動きを創り出す方法を学ぶものでしたし、クリエーションは彼女の群舞によるレパートリー作品「KIMA(波)」の中の振りを学ぶものでした。


最終日の金曜日4時間にわたって行われたクリエーションWSは、先の公演で踊った作品と同じく、「KIMA」もペルシャの詩人の詩から創案されたもので、海辺で撮影された映像なども参考にしながら、共に作品のシーンを踊ることの喜びと難しさを体験できるものとして、参加者も時間を忘れて熱心に受講していました。



今回の公演参加とワークショップとセッションハウスのワークは終わりましたが、観客やWSを受講いたダンサー達からは、「来年も是非に」との声が数多く寄せられています。
セッションハウス、WSの4日間も終わり、明日日曜日はD-zoneで“すこやかクラブ”の「ファミリー天竺」公演が行われます。台詞あり、ダンスありのユーモラスでちょっと不思議な物語で、楽しみな舞台になりそうです。公演は14時と18時の2回、皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)