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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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イスラエルからの悲しい報せ

一昨日の深夜、イスラエルで活動している塩野入一代さんから悲しい報せが伝えられてきました。彼女が所属している「シアター・クリッパ」のディマことディミトリィ・チュルバノフさんが、ツアー先のインドで心臓発作のため急死したとの知らせでした。前日までテルアビブで留守番をしているイディットさんのお母さんと愛娘ライラちゃんとスカイプで元気な姿を見せていたとのこと。あまりのことに言葉を失っています。
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ロシア出身のディマさんはイディット・ハーマンさんと共に長年、ユニークな舞踊団シアター・クリッパを牽引し、数々の問題作を世に送り出してきました。海外での活動も活発で日本のダンサー達とりわけ工藤丈輝さんとのコラボレーションも数多くやってきた方です。セッションハウスとも2003年にワークショップをやってもらって以来、数回にわたって共同の創作活動を実施、親密な関係下にありました。
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2003年9月、東京のユダヤ教会での2人のデュオ作品による公演にセッションハウスのスタッフが照明、音響を担当。その後感謝の意を籠めて、マドモアゼル・シネマのダンサーのためにセッションハウスでワークショップを実施してくれたのが、お付き合いの始まりでした。そして次の年2004年9月には、イディットと「セパレイト・デュエット・イブニング」公演(福岡に巡回)とワークショップを実施、ロシアの軍楽隊にもいたことのあるディマさんはトランペットを吹きながら、迫力のあるパフォーマンスを披露してくれました。その時の写真は今もセッションハウスの地下ホールに飾ってあります。
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そして2005年5月には、文化庁二国間交流事業として、2人のデュオ作品「オルフェウス」とマドモゼル・シネマに振付けた作品「ワーズ・アパート」で公演が実現。福岡にも巡回 し、地元のダンサーも参加して公演を実施しました。
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その時の東京公演には、今は亡き野和田恵里花さんも参加していたのでした。
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そして2013年12月に久々に来日、新宿で工藤さんらと公演をしましたが、セッションハウスではクリエーション・ワークショップを開いてくれました。
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この時の話し合いで2014年に「ダンスブリッジ・インターナショナル」に参加の意向を示していましたが、日程が合わず実現出来なかったのが、いま考えると残念でなりません。その時もライラちゃんの前で持ち前の道化師ぶりを披露していたほほ笑ましい姿が目に焼き付いています。
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ディマさんは「シアター・クリッパ」では、イディットさんの片腕として振付家、ダンサーのみならず、音楽、舞台美術などを一手に引き受けてきた才人です。ライラちゃんとの家族生活の上からもダンス活動の上からも、最愛で最高のパートナーを亡くしたイディットさんの傷心は想像を絶するものがあることと思います。皆様からもイディットさんに声をかけてあげて下さい。合掌。(記:伊藤孝)
by sh_offstage | 2015-02-09 17:30 | Comments(0)
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