ネパール大地震から今日2日で1週間が経ちました。国民の3分の1が被災したと言われ、死者も6700人を超えています。被災地では建物の倒壊で多くの人がテント暮らしを強いられ、交通網が寸断されて救援活動もままならぬ状態だと伝えられています。
【5月2日毎日新聞より】
ネパールは2004年にマドモアゼル・シネマが招かれ公演することになっていましたが、渡航直前に起きた政変のため中止になったことがある私たちにとっても、浅からぬ縁のある国です。その時招聘のため奔走してくださったカトマンズの医師のバサント・パントさんにお見舞いのメールを送ったところ、先日お礼のメールが送られてきましたので、ご紹介したく思います。
「あなたが示して下さったお心遣いに感謝申し上げたく思います。それはたいへん大きな災害でしたけれど、私と私の家族は無事でした。激しい地震のため私の病院の医療機器は大きなダメージを受けましたが、我々のスタッフの中からは怪我人も出ないですみました。ただ、地震後の2日間は病院の機能は麻痺状態となり、水も不足し、駐車場にテントを張って人々の治療にあたりました。今日からは病棟に戻り外科手術も再開し始めています。しかしながら我々は数週間かけて通常の状態に戻せるように努めなければなりませんが、これからもまだまだ死傷者が増えていくことを覚悟しなければならないでしょう。それだけに皆様から声をかけていただくことは、私たちは孤独ではないのだとの想いにさせるものでした。」(バサント・パント)
バサントさんたちネパールの人たちの苦境に対して私たちに出来ることは何か、すぐには適切な方法は見つかりませんが、私が購読している毎日新聞などでは義援金の呼びかけをしていますので、取りあえずその宛先を紹介しておきましょう。
〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1毎日新聞東京社会事業団「ネパール地震」係(郵便振替00120-0-76498)通信欄に「ネパール地震」と明記し、郵便振替か現金書留で送って下さい。(記:伊藤孝)