セッションハウスの看板プログラムの一つ、ノンセレクションの公募公演「シアター21フェス」が100回目を迎え、それを記念した5公演が23日(土)と24日(日)に始まりました。

このプログラムがスタートしたのは1997年、申込の早いもの順で舞台に立って見たいダンサーたちが、登竜門として、ステップアップの場として、実験の場として活用してきたプログラムです。100回とはいえ毎回、2~3公演を実施してきましたから、公演回数は200を超える数となっており、作品数も1500以上、参加者も2,000人を遥かに超えるに至っています。また、1998年に始まったロングバージョン編の「Step Up」も57回を数えるまでになっています。そしてこのプログラムからは、現在国内外の舞台で活躍するダンサーたちも大勢飛び立っていきました。

2日間の公演には13作品に延べ26人が参加、リピーターで馴染みのダンサーもいれば初参加者もいる多彩な顔ぶれで、群舞からソロ作品までダンスのさまざまが楽しめる舞台となりました。


この100回記念公演、5月31日(日)、6月7日(日)、6月14日(日)と続きます。このから更にステップアップしていく作品が生まれることを期待しましょう。(記:伊藤孝)