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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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「アベ政治を許さない」澤地久枝さんの呼びかけ拡がる

昨日の衆院の特別委員会で、「海外での武力行使」に道を開くと言われる安全保障関連法案が、野党の猛反発を無視して強行採決されました。多くの憲法学者をはじめ各方面から「憲法を冒涜する独裁政治の始まりだ」との批判が次々と表明され、国民の中からは「法案の説明責任を果たしていない」との民主主義の危機を叫ぶ声が澎湃として上がってきています。昨夜も遅くまで国会前には大勢の人が抗議の集会を開き、雨の中にもかかわらず若者たちが「NOT WAR」の声を上げ続けていました。
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             【毎日新聞と朝日新聞より】
そうした集会で「憲法9条を壊すな」「強行採決反対」といったプらカードとともに、集会参加者や委員会採決でも野党議員が掲げていた「アベ政治を許さない」というスローガンが目につきました。これは作家の澤地久枝さんが言葉を発案し、俳人の金子兜太さんが書かれたもので、7月18日(土)午後1時に同じポスターを全国いっせいに掲げて意志表示をしようということから生まれた文言ですが、強行採決を急ぐ安倍政権のやり口に対し、それに先駆けてこのスローガンが掲げられたのです。
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澤地久枝さんには、先の大戦におけるミッドウェー海戦(1947年6月)で亡くなった日米の兵士(日本側3,057人、米側362人)の足跡を丹念に追い、長年にわたって日本各地はもとよりアメリカにも遺族を訪ね歩き、「滄海(うみ)よ眠れ」という7分冊にわたる作品があります。海の藻屑と消えていった兵士たちの生きた時間と戦後も長く続いた遺族の悲しさや苦しさを浮き彫りにした澤地さんです。このスローガンには「再び兵士たちが銃火を交えることがあってはならない」、その痛切な想いが籠められているのです。

先にセッションハウス・ガーデンで開かれた「沖縄を感じる会」でも、呼びかけ人の一人になっている渡辺一枝さんもこのスローガンを披露し、発語し続けることの大切さを訴えていました。
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安保法案は今日午後、衆議院本会議で野党欠席の下採決されてしまいましたが、参議院での論戦も続きますし、沖縄の基地拡張の動きや原発再稼働、被災地を置き去りにしかねない新国立競技場建設問題など、問題は山積みです。ここであきらめることなく、安倍政権の暴走に対して「NO」を言うべき時にはその意志を表明し続けることが、民主主義をわが物とするためにも必要不可欠のことと思わざるをえません。(記:伊藤孝)
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by sh_offstage | 2015-07-16 16:18 | Comments(0)
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