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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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三者三様のダンスがスパークした「ダンスブリッジ」Part 2終わる

10月31日(土)と11月1日(日)と月をまたいで実施された「ダンスブリッジ・インターナショナル」Part 2は、シンガポールからT.H.E. Dance Companyを迎えて、杏奈さんのソロ作品と松本大樹さんのトリオ作品で、三者三様のテクニックを駆使してコンテンポラリーならではの魅力を伝える熱い舞台となりました。
最初に登場したのはシンガポールの若い男女4人のダンサー。ノイズムに所属していた後田恵さんがその1人だったのは嬉しいことでした。
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天井から吊るしたペンダント・ランプだけの照明と、最後には舞台上に貼ったリノリウムをダンサー自身が剥がしていくサプライズもあって、激しい27分が過ぎていきました。作品名は題して『Pellucid』。
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休憩をはさんで次はガラッと変わって杏奈さんのソロ作品『架空線上のB』。ボディ一つで誕生から死までの意識を16分の中に凝縮した作品で、濃密な時間が過ぎていきました。
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続いて最後を飾ったのは松本大樹さんが森本裕子さん、菅原圭輔さんと踊った『狭き偶然 線になろうとする脆さ』と題した作品。胸に浮かんできた様々なイメージで綴った作品とのことで、めくるめくシーンが展開していきました。
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そして初日の公演後には、シンガポールの振付家クイック・スイーブンさんを交えてダンサー・トーク。お互いの作品の創り方など振付家同士が語り合う貴重な時間となりました。
スイーブーンさんは、スペインのナチョ・ドゥアトをはじめ、イリ・キリアンオハッド・ナハリンらそうそうたる振付家の下で踊ってきた人ですが、今は主に振付家としても活動が多いことから、自分より年上の杏奈さんや大樹さんが現役でバリバリ踊っているのに驚き、手を合わせて拝む仕草をして笑いを誘っていました。
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「ダンスブリッジ・インターナショナル」次なるPart 3は11月21日と22日。韓国から2組を迎え、近藤良平と笠井瑞丈のデュオ作品とスズキ拓朗率いるグループの作品との競演で、これまた賑やかな舞台となりそうで、乞うご期待です。(記:伊藤孝)
by sh_offstage | 2015-11-04 02:20 | Comments(0)
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