昨日の6日土曜日、女性の振付者4人による合同公演「カトルカール」が2回にわたって行われました。
今回は、太田ゆかりさんと柳下久美子さんのソロ2作品と、手塚紀江さんとマドモアゼル・シネマ(伊藤直子)のトリオ2作品による競演で、アダルトで哀愁に充ちた空気が流れる見応えのある舞台となりました。プログラム順に舞台写真をご覧ください。
1.太田ゆかり『Inside Trace』
表と裏が重なる。。。痕跡・・・記憶を辿る。・・・止められない時間・・・止められない身体。
2.Oonori『からだの記憶』振付・出演:蓬澤太士、手塚紀江 出演:高野チカコ
人は忘れる生き物である。忘れなければ生きて行けない。年と共に、時間と共に、積み重なっていく記憶、薄れる記憶。しかし、からだは記憶する。
3.柳下久美子『second』
流れに乗る時もあれば、滞ってしまう時も。動けずどうしようおない時の寒さ、熱苦しさ、涼しさ、温かさ、そして焦り。決断によって新たな世界があるのか?
4.マドモアゼル・シネマ『いい子・わるい子・子守唄』振付:伊藤直子 出演:竹之下たまみ、佐藤郁、外園彩織 衣裳:原田松野 美術:くに若尾
キーワードは“お母さん”子供のころの記憶に残る時間も記憶に無い時間も、大人になった一人ひとりを支えます。
今や女性のコレオグラファーのフェスティバルとしてセッションハウスの名物プロの一つとなった「カトルカール」公演。今から秋の公演が待たれるところです。ご来場そして温かい拍手を有り難うございました。(記:伊藤孝)