一昨日の9日土曜日、D-zoneフェスティバルの第4弾としてMACOBA Dance Companyの公演「ダンスのおはしvol.3」が行われました。

東京大学大学院でダンス教育の研究にも携わる木場裕紀君と伊藤雅子さんが主宰するカンパーだけに、毎回踊った後には出演者が全員登場してトークしあうというユニークな構成による公演で、タイトルの「ダンスおはし」とは、「お=踊る、は=話す、し=思考する」という意味でありました。また副題に「日本とオーストラリアのコンテンポラリーダンス」とついているように、5人の日本人ダンサーの作品とともに、オーストリアからカイル・シャンクスさんが参加、フィジカルシアターで練り上げてソロダンスを披露してくれました。

#1『雪どけ』振付・出演:伊藤雅子・木場裕紀

#2『対(つい)』振付:坂田尚也 出演:坂田尚也・津曲希昌

#3『私のお父さん』振付:伊藤雅子 出演:伊藤雅子・宮本悠加

#4『Ore』振付・出演:Kyall Shanks

#5『無限公転』振付:木場裕紀 出演:木場裕紀・伊藤雅子・坂田尚也・津曲希昌・宮本悠加

#6講演会『オーストラリアのコンテンポラリーダンス』
さわやかなダンスとともに、研究者ならでは知の雰囲気を醸し出す新たな公演の在り様にチャレンジする公演でした。
D-zoneフェスティバルは、ちょっと間を置いて5月21日清水美沙都さんの振付で5人のダンサーが踊るユニット“&dot”の『スニーカーのための5つの前奏曲』の公演です。次にはまたどんなダンスが飛び出すのか、楽しみの尽きないD-zoneフェスティバルです。ご期待下さい。(記:伊藤孝)