ダンス花ワンナイトチャレンジとして行われたザ・ボーナストラックの「ファーストアルバム」公演は、昨日の日曜日たった1回の公演に、エネルギーをそそぐものとなり、若さあふれる舞台となりました。
「ダンス花アドバンス」などで作品を発表してきた4人の男女ダンサーによるユニットのザ・ボーナストラックです。今回の公演はその彼らが自身の新作と、出身校(お茶の水女子大学・大東文化大学)のダンサーを集めて創った作品とともに舞台を共にするもので、15人が熱い舞台を繰り広げました。まず4人のダンサー(香取依里、仁科幸、歌川翔太、中村駿)のひと踊りから幕が開きました。
続いてお茶の水女子大学主出身の8名が登場、『オフィス・レディー』と題した作品で体が作り出すコンポジションの面白さを披露してくれました。
3番目に登場したのは、大東文化大学出身の男性ダンサー7名。『MIRROR』と題した作品で、静と動の組み合わせで男性ならではの動きを見せてくれました。
そして最後に再びザ・ボーナストラックの4人が登場、マイムの要素を主体にした作品『ie』で、新たな世界を提示してくれました。
いずれもみんな発展途上中のダンサーたちです。現在の到達点を示してくれた公演でしたが、可能性を秘めた彼らが作品の創作力とともにトレーニングをしっかり積んで、更なる展開を期待したいと思います。(記:伊藤孝)