先日の水曜日の夜、渡仏以来40年というパリからやって来た伝説のトランぺッター沖至さんとのセッションを始め、今週土曜日と日曜日には近藤良平ディレクションの「ダンスブリッジ・インターナショナル」のPART 1が始まるなど、近藤さんが大活躍する週間が始まりました。まず始まりは28日の沖さんとの2階のギャラリーでの出会いから開幕です。

夜9時45分という遅い開演にもかかわらず、2人の音と体で対話するセッションを目撃しようとする大勢の方が来場し、熱いひとときが過ぎていきました。

近藤さんの芝居心たっぷりな動きや表情に、フリー・ジャズの名手の沖さんが思わず演奏をやめて応じていくというユーモラスな対面もある舞台となったのでした。

そして、その前日の火曜日夜には、土、日に迫った「ダンスブリッジ・インターナショナル」のテクニカル下見が行われました。今回は近藤さん自らがアコーデオンの達人・清水ゆりさんとのデュオ作品に出演するとともに、旧知の小笠原大輔さんをリーダーとした群舞作品や大西彩瑛さんをリーダーとした日大芸術学部の現役学生の群舞作品などもあって、これまでとは一味違う構成の「ダンスブリッジ」になりそうです。

『our house』出演:近藤良平、清水ゆり、楽器


『そこはきみにまかせるよ』大西彩瑛(リーダー)、尾口伸子、土屋葵、宮本悠加、寺崎ゆいこ、甲斐ひろな


『あいつは、まだ来ない』内田涼太、佐久間光太、大塚郁実、安岡あこ、国枝昌人、小笠原大輔(リーダー)

更に公演には「コンドルズ」の若手3人の登場も予定されていて、どのような舞台になるのか、楽しみなところです。公演は10月1日(土)は19時、2日(日)は15時と19時からの3回です。まだ余席がありますので、ふるってご来場のほどお待ちしています。(記:伊藤孝)