今年も「ダンスブリッジ・インターナショナル」の季節がやって来ました。今年からはディレクション方式で行うことになり、第1弾は近藤良平さんの仕切り。10月1日(土)と2日(日)に行われた公演は、世代間にダンスの架け橋をという狙いで、若いダンサーが多数出演、笑いも飛び交う賑やかな舞台となりました。

「今回のディレクションは、ひとつ“ぬけ落ちた”“足りていな“ものを揃えています。若者なのに若者らしくない、誠実さがためにふざけてみえる、時代に沿わない音楽。それぞれに見えかくれする面白さがあると思います。そんな断片を楽しんでください。(近藤良平)
まず前座にコンドルズの安田有吾が登場、かつてセッションハウスで踊ったことのある脚立とのデュエットダンスで座を和ませての開幕となりました。

そしてトップバッターで登場したのは、大西彩瑛さんをリーダとした6人の日本大学芸術学部の学生グループ。題して『そこはきみにまかせるよ』

出演:大西彩瑛、尾口伸子、土屋葵、宮本悠加、寺崎ゆいこ、甲斐ひろな

2番目はコンドルズの今旬の2人の男性ダンサー。称して『名もないタイトル』で息の合ったダンスを披露しました。

出演:香取直登、安田有吾、ぎたろー(10月2日のみ)

3番に登場したのは、小笠原大輔さんをリーダーとした7人。ほとんどが小笠原さんの教え子に国枝昌人さんのような中堅ダンサーも参加して、多彩なシーンが展開していきました。題して『あいつは、まだ来ない』

出演:内田涼太、内田恭太、佐久間光太、大塚郁実、安岡あこ、国枝昌人、小笠原大輔

そしてラストは近藤良平さんが登場、CHAiroi PLINでも活躍している清水ゆりさんと楽器群が出演、音楽いっぱいのユーモラスなデュエット・ダンスで大団円となったのでした。題して『our house』



この「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第2弾は、10月15日と16日。松本大樹さんのディレクションで、大人や子供に架け橋を創っていく公演です。題して『CHILDこどものための本を開こう』。どんな趣向が飛び出すか、楽しい公演になりそうです。(記:伊藤孝)