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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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新たな世界を提示したドモアゼル・シネマ『女は、旅である』公演

先週の16日(土)と17日(日)に行われた「ダンスブリッジ・インターナショナル」の振付家プロジェクト・伊藤直子によるマドモアゼル・シネマの『女は、旅である』公演は、これまでとは一味違う新たな世界を提示するものとなりました。

今回の作品『女は、旅である』は、振付の伊藤直子の祖父母や母のアメリカへの移民体験を基に翻案したもので、ベテラン女優の大方斐紗子さん、ピアノの吉田由布子さんをゲストに迎え、語りとダンスによる「ダンスシアター」の真骨頂が存分に発揮された舞台となりました。

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1枚の写真を頼りに花嫁として異国に旅立ち、移民としてその地で子供を生み育てた女性たちとそれを巡る人たちの物語で、女たちの“喜怒哀楽”が時を越えて蘇ってきました。
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語り部の大方さんは時には祖母の、時には母の声となって登場、7人のダンサーたち(竹之下たまみ、佐藤郁、鈴木加奈子、古茂田梨乃、須川萌、中島詩織、蓮子奈津美)がそれぞれ「私は写真花嫁としてアメリカに渡りました。それは100年も前のことです。」という声を発することで、物語は個人の域を越えて普遍的な物語へと変貌していくのでした。
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小さなトランクに映し出された古写真や原田松野さん考案の衣裳、くに若尾さん制作の帽子などと相まって、100年の時間と日本・アメリカの空間を自在に行き来するシーンが展開していきました。
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日曜日の最終公演の終了後には、コンドルズの石渕聡さん、近藤良平さんをインタビュアーに迎え、構成振付の伊藤直子とのダンス談義が行われ、作品が生まれる経緯などが語り合われました。
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「旅するダンス」を標榜するマドモアゼル・シネマは今年、移民120年を記念してのメキシコ公演やエチオピアのフェスティバルへの招聘公演と続き、多彩な一年となりましたが、

来年には結成25周年を迎えて新たな企画に挑戦していく予定でいます。なお、今回の公演は9月から続いていた「ダンスブリッジ・インターナショナル」の6企画の最後を飾るもので、ダンスの多彩さを提示して今後のダンス公演の在り様を考える場となったように思っています。来年もセッションハウスのダンス企画にご注目のほど、よろしくお願い申し上げます。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2017-12-21 22:35 | Comments(0)
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