D-zoneフェスティバルの最後を飾る「RitaGob ×三東瑠璃ダブルビル公演」が4日(土)、5日(日)に3回にわたって行われ、カラダが構築していく世界の面白さを提示する舞台となりました。

1部はハンガリーのブタペストを拠点に活躍しているRita Gobiさんが振付けた作品「Feestyle」を、三東瑠璃さんとユーモラスな動きでデュエット・ダンスを披露してくれました。
「いつ瑠璃に出会ったのかと人に尋ねられるといつも2度考えてしまう。ずっと一緒に育って遊んできたような感覚がいつもあるから。それは舞台上でも感じることです。子供の頃いつも絵をたくさん描いてきました。少し前にその頃の絵を見つけて、その中に瑠璃によく似た日本人の女の子がいたので、昔から知っているような気がしています。それから、彼女の作品をネット上で見て共通点を感じ、それを共にもっと探求するべきだと思ったのです。それから、彼女の作品をネット上で見て共通点を感じ、それを共にもっと探求するべきだと思ったのです。生身の体としてはブタペストで初めて出会い、それから定期的に会って主にブタペストで創作し、ついに東京に来ました。
私にとってとても大切な経験です。子供の頃の夢が叶い、とても嬉しく思います。」(RitaGobi)

2部の三東瑠璃さんの振付けた作品「住処」には冒頭のシーンにチビッ子ダンサーが登場するとともに、毎回2人が交代しながら6人のダンサーが出演し、さまざまなカラダの組み合わせを見せてくれるという、テンションの高い静かな時間が過ぎていきました。
「初めてだらけの挑戦です。Ritaとの出会いからこんなに早く一緒に踊る日が来るなんて,私の体がこのような舞台で舞台にあがることも面白く感謝。私の作品“住処”はとうとうここまで来れたなという実感。まだまだもっともっと。でもとにかくまずはダンサーにありがとうです。」(三東瑠璃)


今年のD-zoneフェスティバルは今回で幕となりました。ダンサーたちの単独公演をセッションハウスが制作面で支援するこのプログラム、来年はまたどのような挑戦者が出てくるのか、楽しみは尽きません。ご期待下さい。(記:伊藤孝)