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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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「リーディング・ダンス・シアター」創出へ漕ぎ出した松本大樹公演

22日(土)と23日(日)、「ダンスブリッジ・インターナショナル2018」の第1弾として松本大樹版「CHILDBOOK~こどものための本を開こう」公演が行われました。今回はトルストイの民話「人はなんで生きるか」をテキストに、昨年に続いて朗読とダンスによる舞台を見せてくれました。

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お話はつつましい生活をしている靴屋のセミョーンが礼拝堂のかたわらで裸んぼうで困っていた男と出会ったことから起きる不思議な物語。朗読とダンスそれぞれの分野で活動している松本大樹が、それを融合させた独自の手法を模索してきましたが、その成果を如実に見せる舞台となりました。
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出演はメインメンバーとして長年の朗読仲間である玉川みなみ、玉川さやかをはじめ、三橋俊平、佐藤郁、諸岡智子、上地泉に松本大樹の8名、それにリハーサル・ワークショップに参加した受講生7名(高橋志帆、玉谷ゆかり、滝沢優子、時えつこ、照井裕子、三浦香織、吉田彰文)と賑やかな顔ぶれでした。
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朗読しながらのダンス、ダンスしながらの朗読は、想像以上に容易なことではなく、作品にするまでにはシーンごとに作ったものをパッチワークのようにつなぎ合わせていく手法で、6ヶ月を要したということです。
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舞台美術には昨年は新聞紙を効果的に使い注目されましたが、今年は大きなビニールを使って空と大地の間にただよう雲のような空間が現出したのでした。
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3回目の最終公演後にインタビュートークも行われ、バレエ団ピッコロ主宰の松崎すみ子さんと松崎えりさんを迎え、松本大樹さんの話や観客席や出演者からの意見を交えて、作品創りの面白さや苦心談を聞くことが出来ました。
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松本大樹さんは、この朗読とダンスを融合した創作方法を、今後「リーディング・ダンス・シアター」と命名することとし、更なる深化を図っていくことにしています。どのような展開を見せていくのか、見守っていきたいものです。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-09-24 13:24 | Comments(0)
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