高木俊徳先生が逝去、悲しみ拡がる

1991年のセッションハウス開設以来、バレエクラスで指導に当たって下さっていた高木俊徳先生は，昨年来闘病生活を送っていらっしゃいましたが、先週の12月6日に天国に向けて旅立っていかれました。日本バレエ協会の重職を勤めながらも、セッションハウスでは27年という長きにわたり、クラスを担当して下さった高木先生です。ダンサー、スタッフ一同、衷心から哀悼の意を捧げるとともに長いことお世話になったことに感謝の気持ちがいっぱいです。在りし日のお姿を拝見しながら先生を偲んでいただければと思います。高木先生はクラスでバレエ・テクニックを教える一方で、レッスン生に振付をして「高木俊徳劇場」と名付けた公演を何回も開いて下さいました。先生の振付けにはバレエの枠に囚われない自由な発想によるものもあって、踊る人、見る人ともども楽しい舞台創りの名手でもありました。そして高木先生はジャンルを越えて、近藤良平さんにバレエ・ダンサーへの振付の橋渡しをしたり、ドイツ舞踊連盟の一行が来日した時にはセッションハウスでの近藤良平さんのワークショップの見学を取り計らうなどのことにも尽力して下さった方でした。今も厳しくもやさしい指導をして下さっていた高木先生のお姿が活き活きと蘇ってきます。先生とのお別れのご案内は下記の通りです。

前夜式　12月10日（月）　午後7時

告別式　12月11日（火）　午後1時

場　所　日本基督教団　石神井教会礼拝堂　西武池袋線石神井公園下車徒歩10~12分

　　　　03-3991-2593

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（記：伊藤孝)