先週の18日金曜日、マドモアゼル・シネマの中島詩織が2階ギャラリー【セッションハウス・ガーデン】で単独公演を実施し、50余人で満席のお客さんの前で45分のわたるソロ・ダンスを踊り切りました。大学を卒業して2年。社会人としてフルタイムで働きながら、ダンサーとしての活動を続けている彼女が初めて単独のソロ公演に果敢に挑戦したもので、公演名は題して「言わずもがなよ」。
ユーモラスで妖艶さも垣間見える場面もあるかと思えば、静謐なライティングな中でカラダを目いっぱい使ったダンスを踊るシーンなど、年女の彼女が猪突猛進、多彩な表情を見せる舞台となりました。




そして時にはダンス・シアターのマドモアゼル・シネマの一員らしく語りを入れたり、お客さんを舞台に引き入れたりと、リラックスして楽しめる時間が過ぎていったのでした。


マドモアゼル・シネマは個性豊かなダンサーの集まりです。今後も中島詩織に続いてひとり一人のダンサーがソロ公演に挑んでいく者も出てくることでしょう。カンパニーとしては4
月27日、28日に、程なく平成という一時代が去っていくことを記念した公演を予定しています。題して「平成行進曲」。めきめきと力を付けてきたダンサーたちがどのような舞台を見せてくれるのか、ご期待下さい。
また、先週の木曜日、日本テレビのクルーがセッションハウスに来場し、「コンテンポラリーダンスとは何か」というテーマでマドモアゼル・シネマ主宰者・伊藤直子のクラス風景を取材。今週の24日木曜日朝のワイドショー「スッキリ」で紹介することになっています。午前9時半頃にその場面が紹介されるとのことです。ぜひご覧になって下さい。(記:伊藤孝)