先日の26日(土)、27日(日)には、「ダンスブリッジ」の第2弾として、近藤良平監修による公演が3回にわたって行われ、若者からベテランまで技ありのダンサーが結集し、ユーモラスな5作品による競演=饗宴となりました。
今回は昨年に引き続き「対話型KONDO劇場」と題しているように、各回ごとに異ジャンルのゲストを招き、近藤良平と共に作品ごとに短いトークを挟むやり方で進行させていくものでした。
1回目ゲスト:藤本靖氏(整体師)
「みなさんごきげんいかがですか。対話型なんて少しいかつい言い方ですが、ぜひ楽しみながらダンスに親しむことができたらと思います。/ 感じたことを即言う!ゲストも言葉にする。そんな試みのひとつです。作品は“ナマモノ”です。みなさんで育てていきましょう。/ 本日は魅惑的な5つの作品です。」(近藤良平)
という訳で、プログラム順にお楽しみ下さい。
1.TABASA『メロディーフェアー』振付:近藤良平 出演:岡本優、工藤響子、柴田菜々子、四戸由香

2.柿崎麻莉子『The stillness of the wind』振付・出演:柿崎麻莉子

3.さかいtoしんじ『TOUCHOU』振付・出演:酒井亜矢・白髭真二
2回目ゲスト:柳沼博雅氏(デザイナー)
4.近藤良平『おとこの一生』演出・振付:近藤良平

5.笠井瑞丈×上村なおか『かませ犬』振付:近藤良平 出演:笠井瑞丈、上村なおか

3回目ゲスト:牧村さとる(漫画家)
踊り達者なダンサーたちによる作品の間には、近藤良平とゲストとのざっくばらんなお喋り、時にはダンサー達も呼び出しながらのトークで、ダンスの楽しみ方が自ずと伝わってくるユニークな試みで、観客の皆さんにとってもダンスがぐんと身近なものになったと思われます。近藤良平の新たな地平を開く挑戦はこれからもいろいろな方法で続いていくことでしょう。(記:伊藤孝)