ここ3年間、近藤良平が自らの楽曲を軸に、ダンスとライブ音楽のコラボをやってきた「神楽坂とさか計画ORIGIN」の最後を飾る公演が、14日(金)と15日(土)に行われ、ダンサー5人と音楽隊2人のよって万華鏡のような世界が創り出されていきました。

出演は近藤良平をはじめ古賀剛、鈴木竜、柿崎麻莉子、福島彩子の舞台経験たっぷりの5人。音楽演奏は廣澤麻美と石渕聡がピアノとギターのみならず30種類もの楽器を自在に操るバラエティいっぱいの舞台となりました。

プログラムは近藤良平の語りやスライドで写した言葉入りで、古今東西のダンスの歴史をユーモラスは動きと表情でたどっていくもので、お客さんへの声かけもある、舞台と客席が共に楽しむ時間が過ぎていきました。
「さあ今回はオリジンシリーズの最後となります。今回もダンスそして音楽を大いにひも解きます。とは言いつつ、やりたい放題です。たくさんのダンサーやお客さんや仕事に出会い、今に至ります。みんなそうです。どうやってダンスに触れるか躍るか、楽しむか結局なんだろう?といつも思います。オリジンではその部分に触れて、皆さんと感じ楽しめればと思います。」(近藤良平)







「今回は、[音が出るもの]そして[楽器]をたくさん使っています。とても身近な[音を奏でる][からだが躍る]瞬間に出会ってください。ダンサーは身近であり、優れています。音楽を奏でるのはいつも楽しいです。さあ一風変わった時間を楽しんでいただければと思います。」と語る近藤良平さんの期待に応えて、観客席からの笑い声がたえない舞台となったのでした。













公演と同時開催していた2階ギャラリーでの「近藤さん家の楽器展」にも多くの方が訪れ、思い思いに楽器に触れて音を出すなど、賑やかな時間が過ぎていきました。


いつも観客と方とどうしたらダンスを楽しみ時間を共有できるか考えながら舞台構成を考えている近藤良平のあくなき挑戦は、まだまだ続いていきます。来年はどのような姿を見せてくれるのか、乞うご期待です。(記:伊藤孝)